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兄の服役中に義姉と浮気、痴情のもつれから義姉を殺害
＜写真：dantri.com.vn＞
ロンアン省で兄の服役中に義姉と関係を持ち、感情のもつれから義姉を殺害したとして、同省人民裁判所は被告に対して殺人罪で20年の懲役刑を言い渡した。
被告のレー・タン・クオン被告（33）の兄は8年前、殺人罪で7年間の服役を命じられていた。
その間、クオン被告は兄の妻であり当時27歳であったロアンさんと感情的な関係を持つようになり、周囲の反対を押し切って同居を開始した。
2人はその後部屋を借りて生活を続け、7歳になる子どもをもうけるに至った。
しかし、2024年4月に服役を終えた兄が復縁を望み連絡を取るようになり、状況が変化した。
ロアンさんは夫のもとに戻る意思を固め、クオン被告に対して携帯電話や身分証の返却を求めた。
一方で、クオン被告は嫉妬心を抱き、ロアンさんの行動を制限しようとした。
その後、2人は話し合うために田園地帯の人目のつかない場所で会うことになった。
この場で口論となり、クオン被告は持参していた刃物を使用しようと考えたが、最終的に水路にロアンさんを押し込み殺害した。
事件後、自らも水死を図ろうとしたが、泳ぎが得意であったため溺れることができず、そのまま現場から逃走した。
裁判ではクオン被告が罪を認め、後悔の意を表明した。兄に対しても許しを乞う発言が見られた。
クオン被告の兄は「既に多くを失っている」と述べ、追加の損害賠償を求めず、刑の軽減を求める姿勢を見せた。
しかし、裁判官はクオン被告の行為が倫理的・法的に重大な問題を含み、社会的影響も大きいと指摘した。
クオン被告は兄の妻を奪っただけではなく、2人の子どもから母親を奪った点が重く見られ、20年の懲役刑が言い渡された。
この事件は家庭内の複雑な人間関係が引き起こした悲劇として地域社会に大きな衝撃を与えた。
被害者の家族はもともと経済的に困窮しており、ロアンさんの死とクオン被告の逮捕によって、被告の両親が2人の孫を養う責任を負うことになった。
家庭や地域社会に多大な影響を及ぼした事件として深い悲しみを残している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
