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臓器売買で3人を起訴、ハノイ市警が捜査を拡大
<写真:vov.vn>
ハノイ市警察は18日、臓器売買に関与したとして3人の容疑者を起訴したことを発表した。
起訴されたのはグエン・ヴァン・タン(41)とグエン・ティ・ズン(40)、ヴォー・ティー・クン(31)の3人である。
タンとズンは腎臓移植や提供に関する知識を活用して仲介を行い利益を得ていた。
一方、クンは売り手を探す役割を担っており、組織的に取引が進められていたことが明らかになった。
2021年5月、経済的に困窮していたハイズオン省在住の女性N.T.T(32)がSNS上の臓器売買グループを通じて腎臓の売却を模索した。
この投稿を見たクンが接触し、売買価格を3億7000万ドン(約229万4000円)と取り決めた。
クンはこの案件をタンに紹介し、タンがビンズオン省在住の腎不全患者D.X.K(46)に腎臓を5億5300万ドン(約342万8600円)で売却する契約を締結した。
移植手術は2021年7月28日に成功し、取引は完了した。
この取引で得られた利益は、タンが4500万ドン(約27万9000円)、ズンが4000万ドン(約24万8000円)、クンが2000万ドン(約12万4000円)であった。
さらに、2021年にはソンラ省在住の男性B.V.H(26)がSNSを通じて腎臓売却を希望していたため、ズンが仲介を行い、売却価格を4億ドン(約248万円)と設定した。
タンはこの腎臓をハノイ市在住の移植希望者N.M.T(42)に6億2000万ドン(約384万4000円)で売却し、手術は10月12日に成功した。
この取引ではタンが9000万ドン(約55万8000円)、ズンが7800万ドン(約48万3600円)をそれぞれ得た。
ハノイ市警察はこの事件の背後にあるネットワークの全容解明に向けて捜査を拡大している。
違法な臓器売買は人命に関わる重大な問題であり、警察は関与者全員を厳しく処罰する方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。