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サイゴンパール国際学校、生徒減少で25年に閉校
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<写真:plo.vn>
ホーチミン市の有力な国際学校の1つであるサイゴンパールインターナショナルスクール(ISSP)が、2025年をもって閉校することを発表した。
ISSPの関係者によると、近年、学校を取り巻く環境が大きく変化し、ISSPは多くの課題に直面していた。
生徒数の減少に対応するため努力を重ねてきたが、現在の在籍数は当初の予測を大きく下回っており、運営の継続が困難になったという。この状況を踏まえて閉校が決定された。
2024-2025年度が最後の学年となり、最終授業日は2025年6月19日、その後の業務終了日は7月19日が予定されている。
学校側は閉校に伴って生徒と保護者の転校を支援するとしており、特に同じ教育グループに属するホーチミン市国際学校(ISHCMC)への編入を円滑に進めるための調整を行っている。
発表によると、2025年8月からの2年間は、ISHCMCへの編入生に対しISSPと同水準の学費を適用する。
また、ISHCMCは2歳〜10歳までの児童を受け入れており、ISSPと同じ国際バカロレア(IB)の初等教育プログラム(PYP)を提供しているため、教育の一貫性も確保される見込みである。
現在、ISSPは保護者に対し転校希望の確認を行っており、通知を受け取ってから1週間以内の回答を求めている。
学校側は専任チームを設置し、ISHCMCへの転校手続きに加え、他の国際学校の選択肢についても案内するとしている。
ISSPは18カ月から11歳までの児童を対象とする英語による単一言語の国際学校であり、ホーチミン市ビンタイン区に位置する。
Cognitaグループに属し、世界100校以上のネットワークを持つ。
国際学校協議会(CIS)およびニューイングランド学校・大学協会(NEASC)の認定を受けており、国際バカロレア(IB)の初等教育プログラム(PYP)の認可校でもある。
現在、20カ国以上の児童が在籍している。
今回の閉校決定により、ホーチミン市の国際教育市場にも一定の影響が及ぶとみられる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。