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ベトナムのアルコール飲料市場、28年までに約50%成長
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<写真:baocaovien.vn>
ベトナムにおけるアルコール飲料の消費量は2028年までに約50%増加し、現在の43億リットルから65億リットルに達すると予測されている。
これは、アジアの主要10市場の中で最も高い成長率である。
ドイツ機械工業会(VDMA)は18日、飲料・液体食品産業向けの展示会「Drinktec 2025」に関する記者会見を開き、世界の飲料市場の動向や機械設備の需要について言及した。
VDMAは食品・飲料産業が依然として成長著しい分野であり、多くの国の産業において重要な役割を果たしていると指摘した。
食品・飲料業界では価格競争の激化や製品ライフサイクルの短縮が進み、継続的なイノベーションが求められている。
そのため、生産効率の向上や包装プロセスの最適化、持続可能な技術の導入が重要な課題となっており、これが機械設備への投資を押し上げる要因となっている。
VDMAの報告によると、食品加工・包装機械の世界貿易総額は2014年~2023年で4280億ユーロ(約67兆1617億2000万円)に達し、46%の成長を記録した。
特にアジア市場向けの輸出は年間90億~100億ドル(約1兆3692億6000万〜1兆5214億円)規模に上り、ベトナムも主要な輸入国の1つである。
2023年のベトナムにおける食品加工・包装機械の輸入額は5億1700万ユーロ(約898億7300万円)に達し、その半数が中国からの輸入であった。
2024年には、欧州からベトナムへの食品加工・包装機械の輸出額が前年比27%増の1億3000万ユーロ(約237億9700万円)となる見通しであり、その約半数をドイツが占めると予測されている。
VDMAは今後もベトナム市場への投資が拡大すると見ている。
ベトナムの飲料市場はアジアの主要10市場の中で8位に位置し、今後の成長が期待されている。
市場拡大の背景には供給側の競争激化に加え、若年層の多い人口構成や所得の増加がある。
2024年のベトナムにおける清涼飲料の消費量は約60億リットルに達すると見込まれ、2028年には28%の増加が予測されている。
アルコール飲料についても同様に成長が見込まれ、2028年には65億リットルに達する見通しである。
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