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韓国系映画チェーンのCGV、過去最高の売上を達成
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<写真:cafef.vn>
韓国の映画館チェーンであるCJ CGVは2024年にベトナム市場で過去最高となる3兆7700億ドン(約221億2698万円)の売上を達成した。
これは同社が2011年にベトナム市場に参入して以来の最高記録であり、前年と比べて売上が12%、営業利益が89%増加したことを示している。
特に2024年第4四半期の売上は6700億ドン(約39億3158万円)に達し、前年同期比で5.8%の増加を記録した。この結果は2019年の過去最高記録を上回るものである。
CGVの収益はチケット販売、飲食物の販売、広告、イベント用ホールのレンタルを主要な柱としている。
特にポップコーンやドリンクの販売は高い利益率を誇る分野である。また、広告収入は上映前のCM、劇場内のディスプレイ広告、ポスターなどから得られている。
現在、CGVはベトナム国内で83のシネマコンプレックスと478のスクリーンを運営しており、市場シェアは45%にも及ぶ。
この数字は2位のチェーンの2倍、3位のチェーンの4倍の規模であり、同国において圧倒的な存在感を示している。
2024年の好調な業績の背景には、ベトナム国内の映画市場の成長と同社が出資した映画「Mai」や「Lật mặt 7」などのヒット作の成功がある。
「Mai」は5560億ドン(約32億6244万円)、「Lật mặt 7」は4820億ドン(約28億2968万円)の興行収入を記録した。
また、不動産賃料や人件費の効率化といった固定費の最適化が利益の増加に貢献している。
CJ CGVはベトナム市場での成功に加え、韓国やトルコでも市場シェア1位を獲得した。現在、同社は6カ国で545のシネマコンプレックスと3803のスクリーンを運営している。
今後は東南アジア(特にベトナムとインドネシア)およびトルコでの成長が続くと見込まれる。
また、中国市場の回復と旧正月期間中の好調な業績を背景に、2025年の利益改善を期待している。
CJ CGVはベトナム国内でのさらなる拡大を目指し、現地コンテンツへの投資や配給の強化を計画している。これにより今後も同市場での成長を加速させる方針である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。