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エミレーツ航空、6月からダナン便を開設

<写真:baothaibinh.com.vn>
アラブ首長国連邦(UAE)のエミレーツ航空は6月2日より、中東、欧州、米国の主要都市とダナン市を結ぶ定期便の運航を開始することを発表した。
エミレーツ航空はアジア地域でのネットワーク拡大を進めており、新たに週4便のダナン線と、週3便のカンボジア・シェムリアップ線をバンコク経由で運航する計画を立てている。
これによりダナン市はハノイ市とホーチミン市に続き、エミレーツ航空が乗り入れるベトナム第3の都市となる。
ダナン線は月曜・水曜・金曜・日曜の週4回運航され、機材にはボーイング777-300ER型機を使用する。
座席構成はビジネスクラス35席、エコノミークラス368席の2クラス仕様となる。
エミレーツ航空はダナン線のスケジュールを欧州や米国の主要都市との接続を考慮して設定している。
ロンドン、パリ、アムステルダム、マンチェスター、ミラノ、ローマなどの欧州主要都市に加え、米国各地からもスムーズにアクセス可能なように調整する方針である。
また、中東の富裕層観光客の誘致も視野に入れており、エミレーツ航空の広範なネットワークを活用することで利便性の高い路線となることが期待される。
エミレーツ航空が発表したフライトスケジュールによると、ダナン行きのEK370便はドバイを現地時間9時に出発し、バンコクに18時25分に到着する。
その後、20時10分にバンコクを出発し、21時50分にダナン市に到着することになる。
復路のEK371便はダナン市を23時30分に出発し、バンコクに1時10分に到着する。そして、3時40分にバンコクを出発し、ドバイには6時50分に到着する。
エミレーツ航空のダナン線開設に際し、ベトナム政府も迅速な対応を行った。
2月9日にファム・ミン・チン首相はダナン市共産党委員会との会合で、エミレーツ航空のダナン国際空港乗り入れを速やかに認可するように指示した。
これを受け、ベトナム民間航空局(CAAV)は直ちに発着枠を割り当てた。
ベトナム政府は発着枠割当の過程における汚職や不正を防ぐ方針を強調しており、透明性の確保が求められている。
ダナン市はハノイ市やホーチミン市に比べ、観光都市としての特色が強く、近年、国際的なリゾート地としての人気が高まっている。
エミレーツ航空の就航により、欧米や中東からのアクセスが向上し、さらなる観光客の増加が見込まれる。
政府と民間企業が連携し、国際線の誘致を進めることで、ダナン市の観光産業の発展が加速するとみられる。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。