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インド産砕米の輸出再開、ベトナム米価格に下押し圧力
2025年03月12日(本日)07時00分 公開

<写真:haiduongtv.com.vn>
インド政府が7日に100%砕米の輸出禁止措置を解除したため、アフリカ諸国やアジア地域における飼料用およびエタノール産業向けに、低価格の穀物供給が再開される見通しとなった。
世界の米市場においてインドは約4割のシェアを占めており、今回の決定はベトナムを含む他の輸出国に対し、価格競争の圧力をもたらすと懸念されている。
実際、ベトナム国内では3月以降、米価格の下落傾向が続いており、特に低価格帯の米についてはインド産との競合が懸念されている。
一方で、ベトナムから輸出される米の約8割は高品質な品種であり、インド産の100%砕米とは直接的な競合関係にはないとする見方も存在する。
しかし、現在ベトナムは冬春作の収穫期という年間最大の供給期を迎えており、国内市場への供給増により価格のさらなる下落が懸念されている。
加えて、世界市場の変動性が高まっているため、輸出企業は仕入れに慎重な姿勢を見せている。
ベトナム食品協会(VFA)のドー・ハ・ナム副会長は「インドとベトナムでは米の品種や輸出市場が異なる」と述べ、インド米は主にアフリカ市場を対象としているのに対し、ベトナム米はアジア市場に重点を置いていると説明した。
ただし、低価格帯市場への影響については否定していない。
農業環境省は、メコンデルタ地域における冬春作の適期収穫の指導を進めるとともに、高品質米100万ha構想の推進、販路拡大や輸出促進策の強化を進めている。
また、米国、EU、アフリカ諸国といった新たな市場の需要動向を注視しながら、生産および輸出計画の柔軟な調整を図る方針である。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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