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30代求職者が全体の4割超 転職志向の高まりと雇用環境の変化

2025年04月23日(本日)07時00分 公開
30代求職者が全体の4割超 転職志向の高まりと雇用環境の変化

<写真:dantri.com.vn>

 

ベトナム内務省傘下の国家組織科学・労働研究所が発表した2025年第1四半期の労働市場速報によれば、求職者の年齢構成において30〜39歳が約43%を占め最多となった。

 

続いて20〜29歳が約37%と若年層と中堅層が求職活動の主力を担っている。

 

これらの数値は全国の求人情報サイトや企業2万5000社の採用データ、延べ20万人におよぶ求人情報を集計した結果である。

 

職種別に見ると、求職者の関心は企業経営、営業、購買、仲介、マーケティング分野に集中している。

 

一方で、企業側が多くの求人を出しているのは、技術、運輸、販売といった分野であり、需要と供給の間に一定のミスマッチが生じていることがうかがえる。

 

国家組織科学・労働研究所によれば、30代求職者の増加は年初特有の現象であり、彼らの多くはこれまでに培った経験やスキルを活かし、より良い給与や職場環境を求めて転職を志向している。

 

この傾向は失業によるものではなく、キャリアアップを目指す積極的な転職活動の一環と捉えるべきである。

 

一方で、30代後半、いわゆるU40層については、若年層との競争激化やテクノロジーの進化といった要因により、雇用機会が限定される「中年の職業的罠」に陥るリスクがあるとする見方も存在する。

 

採用条件に関しては、第1四半期における求人の約53%が大学卒以上を求めており、高等専門学校・中等専門学校卒は約40%、無資格でも応募可能な求人は約7%にとどまっている。

 

これに対し、求職者側の学歴は大学卒以上が約51%、高専・中専卒が約29%となっており、学歴面では一定の一致が見られる。

 

また、労働省の報告によれば、同四半期の失業手当申請者数は約14万5000人であり、前期比で約3万人の減少となった。

 

申請者のうち無資格者が全体の約60%を占めており、低スキル層における雇用の不安定さが浮き彫りとなっている。

 

産業別の求人数では、製造業が全体の43%超で最多を占め、次いでサービス業が30%、農林水産業が4%、建設業が3%、小売業が2.5%と続いた。

 

職種別では、縫製関連職が21%超で最も多く、次いで組立工が7%、販売員および会計職がそれぞれ3.6%となっている。

 

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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