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欧州観光客に人気の旅行先、トップ5に日本とベトナム

<写真:plo.vn>
オンライン旅行予約サイトAgodaが4日に発表した調査結果によれば、ベトナムは欧州観光客による検索データに基づくアジアの旅行先ランキングにおいて第5位に入り、地域内で高い人気を示した。
ランキング上位にはマレーシア、日本、インドネシア、タイが並び、ベトナムはこれらに次ぐ位置を占めた。
本調査は4月に実施され、対象は7月から8月にかけての宿泊予約に関する検索データである。
ベトナムへの関心が特に高かった国は、フランス、英国、ドイツ、ロシア、ノルウェーの順となっており、ロシアとノルウェーは前年のオランダおよびスペインに代わり新たに上位に入った。
これには直行便の増加およびベトナムの査証免除政策が影響していると見られる。
加えて、前年比320%増のハンガリー、288%増のトルコ、153%増のポーランドなどの新興市場からも注目が集まっており、ベトナムは欧州市場において一層の存在感を高めている。
欧州観光客に人気の都市としては、ダナン市、ホーチミン市、ハノイ市が挙げられる。
これらの都市は自然、文化遺産、都市の活気が調和した体験を提供しており高く評価されている。
また、ホイアン市の古い町並みやハロン湾、サパ町、フーコック市、ニャチャン市、ムイネー市、コンダオ諸島なども、静かな環境と質の高いサービスにより支持を集めている。
旅行業界もこの傾向を裏付けており、旅行会社Vietluxによれば、2025年夏の欧州からの旅行者数は前年同期比で25%の増加を記録している。
例年、欧州からの観光客の来訪は10月から翌年4月に集中する傾向にあるが、今夏は特にフランスやドイツといった伝統的市場においても好調な動きが見られる。
欧州からの旅行者はベトナム北部・中部・南部における文化や食の多様性を楽しむ傾向が強く、冬季には海辺のリゾート地での滞在を希望する傾向が顕著である。
とりわけ、フォーやバインミー、ブンチャーなど、地域ごとに特色のある料理は高い評価を得ている。
なお、アジアにおける検索数の増加率では、マレーシアが20%増でトップとなり、中国が14%増、スリランカが13%増とそれに続いた。
人気の旅行先としては、バリ島、バンコク、コサムイが依然として高い支持を受けており、特にコサムイはドラマ『ホワイト・ロータス』の影響を受け、東京を上回る注目を集めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。