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8罪状で死刑を廃止、汚職・収賄も対象に
2025年06月26日(木)07時00分 公開

<写真:dantri.com.vn>
ベトナム国会は6月25日、刑法の一部を改正する法案を賛成多数で可決し、8つの罪状において死刑を廃止することを決定した。
これにより改正法の施行前に死刑判決を受けたが、まだ執行されていない者については、刑罰が終身刑へと減刑されることになる。
今回死刑が廃止されたのは、刑法第109条の国家転覆行為、第114条のインフラ破壊、第194条の偽薬の製造・販売、第250条の違法薬物の輸送、第421条の平和破壊および侵略戦争、第110条のスパイ行為、第353条の財産横領、第354条の収賄の8つの罪である。
司法省によれば、今回の死刑対象の縮小は、共産党の方針に基づくものであり、死刑制度を段階的に縮小していくという過去の刑法改正の流れを引き継ぐものとされる。
1985年刑法では死刑の対象となる罪は44種類あったが、2015年の改正時には18種類にまで減少していた。
また、国際的にも死刑制度の縮小または廃止が進められており、現在は国連加盟193カ国のうち、死刑制度を法に残しているのは約50カ国にとどまっている。
ベトナム政府は国際人権規約に基づく責務を果たし、国際協力を推進する観点から、国内法との整合性を重視したと説明している。
なお、財産横領および収賄の罪については、たとえ終身刑が科された場合でも、違法に得た財産の少なくとも4分の3を自主的に返還し、捜査に協力したり、重大な貢献が認められたりした場合に限り、刑期の短縮が検討されることとなる。
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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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