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建国記念日に向けた各種イベント、ハノイで祝賀ムード高まる

<写真:dantri.com.vn>
ハノイ市では、八月革命80周年を迎える8月19日および建国記念日である9月2日に向け、8月11日から17日にかけて多彩な文化・芸術イベントが展開されている。
これらの催しは、市民一人ひとりが記念の意義を感じ取れるよう、歴史と現代技術を融合させた演出を通じて祝賀ムードの醸成を図るものである。
注目を集めているイベントのひとつが、8月15日20時よりカック・マン・タン・タム広場で開催される「ハノイ―1945年の歴史的秋から」である。
本公演は、八月革命当時の首都ハノイの歴史的情景を再現する芸術プログラムであり、現代的な映像技術を駆使した演出により、文化と歴史を臨場感あるかたちで表現している。
観覧は無料で、VTV1にて生中継される予定である。
また、8月17日にはミーディン・スタジアム前広場にて、「ベトナム人であることの誇り」と題した音楽・映像公演が開催される。
このステージは古代神話「ラン・リュー伝説」に着想を得ており、3Dマッピング技術を活用して民族の起源や未来への願いが映し出される。
国内の著名アーティストが多数出演するこの公演は、無料かつ事前登録制となっている。
さらに、8月16日にはタイホー区のラック・ロン・クアン公園で、ドローンと光を組み合わせた芸術公演「祖国の言葉よ、永遠に響け」が上演される。
近未来的な視覚演出が、祖国への思いを象徴的に描き出す内容となっている。
加えて、8月中旬から下旬にかけてはホアンキエム湖周辺の歴史的建造物がライトアップされ、ホータイ湖では週末ごとにドローン・ショーが開催される。
ホアンタイン・タンロン遺跡では、ビジュアルアートの展示が行われるなど、市内各地で芸術を通じた祝賀が繰り広げられる。
8月14日から17日には、ホアンタイン・タンロンにおいて首都ハノイをテーマにした記念品・ギフト展示会が実施される。
ここでは、OCOP製品や伝統工芸品など、地域の魅力を伝える品々が紹介され、文化的価値の再認識の機会ともなっている。
さらに、8月12日から9月18日まで、国家図書館では「独立の秋と繁栄への願い」と題した文書・写真展が開催される。
本展では、独立にまつわる歴史的瞬間や著名人物に関する800点の文書資料と80枚の写真が展示され、国の歩みを静かに振り返る空間が提供されている。
ハノイ市は、市民の幅広い参加を促すべく、芸術公演に加え映画上映、LEDスクリーンによるパブリックビューイングなど、多角的なアプローチで記念行事を展開している。
こうした取組を通じて、建国の意義を次世代へと伝え、国への誇りと連帯感を育むことが期待されている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。