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今後1ヶ月で熱帯低気圧2つ、気象当局が警戒を呼びかけ

<写真:24h.com.vn>
ベトナム国家水文気象予報センターは9月11日、同日から10月10日までの全国の天候予測を発表した。
これによると、今後1カ月間に南シナ海で2つの台風または熱帯低気圧が発生する可能性があり、そのうち1つ前後がベトナム本土に上陸する見通しである。
北部デルタ地帯および中部のタインホア省からクアンガイ省にかけては、広範囲にわたる豪雨が予測されている。
また、南部および中部のその他の地域でも、断続的な雷雨や局地的な大雨が予想され、一部では中雨から大雨に発展するおそれがある。
全国的に、雷雨や竜巻、落雷、雹(ひょう)、突風などの危険な気象現象が発生する可能性があり、特に沿岸部では強風や高波によって海上活動に支障が生じる懸念がある。
さらに、豪雨による洪水や山間部での地滑り、低地での浸水リスクも高まっている。
同センターは9月下旬には北部に弱い寒気が流れ込む可能性を示しつつも、当面は気温に大きな変化は見られないとしている。
一方、北部の一部地域やタインホア省からフエ省にかけては、予報期間の初めに局地的な猛暑が発生する可能性もあるという。
気象予報部のグエン・バン・フオン部長は、今後年末にかけて南シナ海で6〜8個の台風または熱帯低気圧が発生し、そのうち約半数がベトナム本土に影響を及ぼすとの見通しを示した。
特に、9月から10月にかけてはタインホア省からフエ省にかけて、10月後半から11月にかけては南中部沿岸および南部地域が影響を受けやすいと指摘している。
中部地域では、年間平均を10〜30%上回る降水量が予測されており、台風や熱帯低気圧に寒気や東風が重なることで、歴史的な大雨や洪水が発生するおそれがあると警告された。
なお、11日夜には南部地域で局地的に70mmを超える大雨が予測されており、北部や中部高原でも激しい雷雨が見込まれている。
これに伴い、土砂災害や都市部での浸水に対する警戒が必要である。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。