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ホーチミンが売春取締りを強化、著名人や外国人関与の事例も多数

<写真:nld.com.vn>
ホーチミン市人民委員会は26日、2021年から2025年にかけて実施された売春防止計画の総括会議を開き、市内における売春の実態とその取締り状況について報告を行った。
ホーチミン市警察の報告によれば、現在同市内には売春行為が発生しやすいとされるサービス業関連施設が1万627軒存在しており、これは市の合併以前と比較して6567軒の増加である。
これらの施設では合計2万1689人が従事しており、そのうち約4500人にはわいせつ行為の疑いがあり、さらに862人は売春行為に直接関与しているとみられている。
2021年以降、ホーチミン市警察は2436回の摘発を実施し、522件の売春事件を摘発した。
違反行為により検挙された者は2256人に上り、その内訳は売春が897人、買春が836人となっている。
さらに、売春に関連する刑事事件として372件(被告763人)が受理され、そのうち348件(698人)がすでに処理済みである。
特筆すべき点として、売春に関与していた人物の中には、モデル、女優、歌手、さらにはミスコンテスト出場経験者といった著名人が含まれていた。
これらの高級売春ネットワークは極めて巧妙かつ閉鎖的であり、顧客として受け入れられるのは主に有名人や富裕層に限られているとされる。
また、外国人を対象とした売春も拡大傾向にあり、仲介業者の中には韓国人や中国人が主導するケースも確認されている。
これらの仲介者は匿名性の高い携帯番号、いわゆる「使い捨てSIM」を利用してSNSアカウントを開設し、ZaloやTelegramといった通信アプリを通じて営業活動を行っているため、その特定は困難である。
今後、市公安局は売春関連の情報提供や摘発活動を一層強化する方針であり、住民への啓発活動、関連機関との連携の強化、ならびに売春からの立ち直りを支援する社会復帰プログラムの拡充を進めるとしている。
ホーチミン市人民委員会のチャン・ティ・ジエウ・トゥイ副委員長は、同市における社会秩序と倫理観を維持するためには、全ての関係機関が緊密に連携し、売春防止策の実効性をさらに高める必要があると強調した。
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