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売春強要の韓国人経営者、ホーチミンで違法営業を主導

<写真:tienphong.vn>
ホーチミン市裁判所は、韓国籍の飲食店およびホテル経営者であるソン・テフム(51)を、売春の提供・あっせんの罪で起訴し、25日から2日間にわたり審理を行うと決定した。
共犯として、ホテルの受付係コン・ミンチー(41)も同罪で起訴される。また、韓国人管理職5人および店舗スタッフ3人が売春のあっせんの容疑で立件されている。
ソン被告は韓国内で窃盗、暴力、賭博など12件の前科を有しており、2023年初頭にベトナムへ入国した直後、ゴグリョレストランおよび隣接するシーラ・ラグジュアリーⅠホテルの経営権を取得した。
店舗およびホテルの名義上の代表者は妻であったが、実質的な運営はソン被告が担っていた。
捜査当局の調査によれば、同店舗では女性スタッフに対し、通常の接客に加えて売春サービスの提供を指示していた。
料金体系は「宿泊付き1泊あたり380万ドン(約2万1200円)+宿泊費80万ドン(約4460円)」、「1回のみ200万ドン(約1万1160円)+宿泊費50万ドン(約2790円)」と定められ、これらの代金は飲食代と一括して請求されていた。
従業員間の連絡には通信アプリ「Telegram」のグループ機能が活用され、出勤時にはスタッフが「0(売春せず)・1(宿泊)・2(1回のみ)」のコードを用いて自己申告していた。
ホテルの受付で通常の宿泊手続きは行われず、部屋割りと接客担当者の情報のみを処理していた。
2023年10月3日の夜、ホーチミン市公安局とクアン7区公安は合同で摘発を実施し、レストランおよびホテルにおいて売春の交渉中であった男女4組を現行犯逮捕した。
取り調べの過程で、ソン被告を含む関係者全員が犯行を認め、ソン被告が組織の中心的役割を果たしていたことが確認された。
本事件は売春行為を隠れ蓑とした違法ビジネスの実態を示すものとして、ベトナム国内外に大きな波紋を広げており、今後の裁判の行方に注目が集まっている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。