おすすめのプロモーション
カラオケ店は麻薬・売春の温床、ハノイが対策を強化

<写真:tienphong.vn>
ハノイ市人民委員会のグエン・チョン・ドン副委員長は、条件付き営業施設における治安維持および麻薬・売春などの違法行為に対する取り締まりを強化するように、市内の各部門および区・町レベルの人民委員会に指示文書を発出した。
報告によれば、2025年上半期においてハノイ市公安局は多数のカラオケ店を検査し、その中で麻薬関連の違反が繰り返し発生している事実を確認した。
特にホアイドゥック郡ヴァンコン(現ソンドン)では、違反事例が著しく多かった。
これを受けて、チャン・シー・タイン委員長は関係機関および各区・町人民委員会の責任者に対し、以下の措置を徹底するように要請した。
まず、公安局は各部門および区・町人民委員会と連携し、条件付き営業施設に対する治安管理を厳格に行うこととされた。
また、区・町人民委員会に対しては、営業施設に対する治安・消防に関する法令の周知徹底を推進するとともに、カラオケ店、バー、宿泊施設、花火業などの敏感業種に対する監督および検査の強化が求められている。
さらに、公務員や関係職員、業界関係者に対しては、法規制の遵守を誓約させると同時に、違反処理に関して「いかなる隠蔽・介入・影響も及ぼさない」ことを厳守させる方針が示された。
公安局の発表によれば、具体的な違反事例として、カラオケ店「Sao Băng」では調査対象者23人のうち11人が麻薬陽性であったほか、「KTV」では12人中7人が陽性反応を示したという。
さらに、5人が麻薬使用組織への関与により起訴され、14人に対しては行政処分が科された。
ハノイ市は違法行為の温床となるおそれのある営業施設に対して、部門横断的な連携による包括的な管理体制を導入し、特に地方自治体レベルでの責任の明確化および監視体制の強化を図ることで、違法行為の再発防止に努めている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。