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サパで大規模土砂崩れ、外国人含む観光客が孤立

<写真:nongnghiepmoitruong.vn>
ベトナム北部ラオカイ省の山岳観光地であるサパにおいて、9月28日からの集中豪雨により、幹線道路である国道4Dを含む複数の道路が土砂崩れによって寸断され、多数の観光客が移動困難な状況に陥った。
とりわけ、29日夜にはラオカイ市とサパ、ライチャウ省を結ぶ国道4Dのオークイホー峠付近で大規模な土砂崩れが発生した。
多くの車両が通行中であったが、一部の観光客は間一髪で難を逃れた。
サパ中心部に足止めされた観光客の間では不安が広がっており、交通機関の運休により旅程の変更を余儀なくされるケースが相次いでいる。
また、悪天候の影響により屋外での観光活動はほぼ全面的に中止され、外国人旅行者を含む多くの観光団体が日程をキャンセルしている。
特にターフィン村周辺では土砂災害の危険が高まっており、現地ドライバーの証言によれば、迂回路も極めて危険な状態にあるという。
このような状況下、地元の宿泊施設では観光客への支援が広がっている。
サパ中心部に位置するホテル「サニー」では、オーナーが空室を無償で開放し、食料や調理設備を提供している。
郊外のターヴァン村でも、ホームステイ運営者が20室を無償で提供し、足止めされた観光客の受け入れを行っている。
ラオカイ省気象水文局の発表によれば、24時間の降水量が250mmを超えた地域もあり、大雨は10月2日まで続く見通しである。
これに伴い、さらなる土砂災害や鉄砲水のリスクが高まっており、ラオカイ省観光局は旅行業者および観光客に対し、危険地域への移動および観光の一時中止を呼びかけている。
当局は現在、国道4Dの片側通行再開に向けて復旧作業を進めており、天候の回復状況に応じて早期の通行再開を目指している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。