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行方不明の19歳が遺体で発見、ハノイ市警が容疑者を拘束
<写真:plo.vn>
ベトナム・ゲアン省出身の19歳女性が行方不明となり、フンイエン省で遺体で発見された事件において、ハノイ市警察刑事課が容疑者1人を拘束した。
警察は事件の詳細について捜査を進めているが、現時点で容疑者の氏名や動機は公表されていない。
被害者はゲアン省ホアンマイ町クインマイ坊在住のグエン・ティ・イエン・ニーさん(19)である。
ニーさんは若年期から家計を支えるために働き、最近まではバクニン省の電子機器会社に勤務していたが、祖母の看病を理由に退職して帰郷していた。
11月2日午後、自宅に男女2人が訪れ、ニーさんと30分ほど会話を交わした。
その翌日午後には、ハノイ市に友人を見送ると言って外出し、その後消息を絶った。
11月4日には「翌日帰る」と家族に連絡があったものの、11月5日夜を最後に完全に音信が途絶え、家族は警察に失踪届を提出した。
家族はSNSなどを通じて広く情報提供を呼びかけていた。
しかし、11月11日にフンイエン省のドゥックホップ村を流れる川で、粘着テープで縛られた女性の遺体がビニール袋に詰められた状態で発見された。
遺体は腐敗が進行していたが、首元に「19-12-2006」と刻まれたタトゥーがあり、これがニーさんの誕生日と一致していたため、家族は身元の確認に至った。
そのほかにも身体の複数のタトゥーや髪の色などが一致し、警察は身元の特定を進めた。
父親のグエン・ヴァン・ゴック氏(48)は「娘は明るく真面目な性格で、家事もよく手伝っていた。最後の連絡も普段と変わらない様子だった」と語っている。
一方で、失踪後に届いた「夕方帰る」という短いメッセージについては「娘の文体とは異なり、不自然に感じた」と不信感を示している。
捜査当局は遺体のDNA鑑定を進めるとともに、事件の全容解明を急いでいる。
拘束された容疑者の関与の程度、共犯の有無、犯行動機などについては明らかにされていないが、ハノイ市警察は本件を重大な刑事事件として扱っている。
現在、ニーさんの遺体は法医学的検査のため当局により保管されており、正式な身元確認および捜査結果を待って、家族は故郷での埋葬を予定している。
すでにゲアン省の実家には仮の祭壇が設けられ、家族や近隣住民が哀悼の意を表している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。