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ベトナム人が使うパスワード、「123456」が最多
<写真:vhds.baothanhhoa.vn>
サイバーセキュリティ企業NordPassが発表した2025年版パスワード使用実態調査によれば、ベトナム国内で最も多く使用されたパスワードは「123456」であり、その件数は189万9982件に達した。
これは、2位の「123456789」(85万8317件)を大きく引き離す数値である。
上位10種のパスワードには、「12345678」(60万件超)や「123123」(約15万8000件)など、単純で覚えやすい数字の組み合わせが多数含まれていた。
また、「admin」や「Demo@123」など、初期設定で使用されることが多い文字列の使用も目立った。
こうした傾向はベトナムに限らず、世界全体でも同様であり、「123456」は全世界で約2160万件使用され、最多となった。
次いで多かったのが「admin」であった。
国別の特徴としては、ベトナムでは「nguyen」などの姓が頻繁にパスワードに用いられており、文化的・地理的要因が影響していると指摘されている。
専門家はこのような単純なパスワードは、AIを活用した解析ツールにより短時間で破られる可能性が高いため、使用を避けるべきであると警告している。
実際に2024年には、英国政府が「123456」や「admin」など予測が容易なパスワードの使用を法的に禁止した。
このような流れの中で、近年注目を集めているのが「パスキー(passkey)」と呼ばれる新たな認証方式である。
これは専用デバイスを用いた指紋認証や顔認証による本人確認を行うもので、インターネット接続を必要とするものの、情報漏洩や不正アクセスのリスクを大幅に低減できるとされる。
従来の2段階認証とは異なり、外部からの回避や遮断が困難な点も、パスキーの特長である。
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