おすすめのプロモーション
快楽殺人かカニバリズムか、25年で最も凶悪な殺人事件
<写真:baochinhphu.vn>
ベトナム公安省は12月3日、ランソン省警察が元市場管理隊副隊長のドアン・ヴァン・サン容疑者(57)を殺人の容疑で逮捕・起訴したと発表した。
容疑は2025年1月に職場で男性を殺害し、その後証拠を隠蔽したとされるものである。
サン容疑者は、かつてランソン省市場管理支局第4チームの副隊長を務めていた人物である。
被害者のグエン・スアン・ダット氏(36)とは、2020年頃にSNSを通じて知り合っていた。
2025年1月25日、サン容疑者はダット氏を第4チームの旧庁舎へ呼び出し、そこで殺害したとみられている。
犯行後、サン容疑者は遺体を遺棄し、現場の証拠を隠滅するなどの行為に及び、当局による捜査を免れようとした。
しかし、SNS上に流出した映像や画像がきっかけとなり事件が発覚した。映像や画像は2025年7月下旬にTelegram等の暗号化メッセージアプリで拡散し始めた。
映像ではダット氏と見られる自慰行為中の男性の首を、サン容疑者と見られる男性が切り落とす姿が映っていた。
他には遺体を解体する姿や生首を持って撮影するサン容疑者、正体不明の肉が入った料理等が映し出されていた。
また、ダット氏が過去に送信したとされるメッセージには「醜いだけではなく、病気だらけだ。普通の自由はなく、一生両親に頼らなければならない。…私を殺してくれるような人に出会いたい」といった旨の内容が書かれていた。
その後の捜査により証拠が集まり、11月28日に正式に事件として立件された。
翌11月29日、ランソン省人民検察院はサン容疑者の逮捕および拘留を承認し、警察は容疑者宅および事件現場である旧庁舎を捜索した。
現場周辺では下水槽の吸引作業などを通じて証拠収集が行われた。
公安省は本事件を利用した虚偽情報の拡散や、過激な言動に対して厳正に対処する姿勢を示している。
また、国民に対しては、不確かな情報の共有や拡散を控えるように強く呼びかけている。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。