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人口構造の変化が鮮明に、ベトナムの7人に1人は高齢者
<写真:nhandan.vn>
ベトナムにおける人口構造の変化が鮮明になっている。
統計総局の発表によれば、2025年の総人口は1億230万人に達する見込みであるが、15歳未満の子どもの割合は22.8%に低下し、60歳以上の高齢者の割合は14.5%に増加する。
少子高齢化の傾向が明確となった。この背景には出生率の低下と平均寿命の高止まりがある。
平均寿命は74.7歳で推移しており、60歳以上の人口は前年より0.5ポイント増の1480万人に達する見通しである。これは国民の約7人に1人が高齢者であることを意味する。
地理的に見ると、農村人口は6290万人で全体の約61%を占め、都市人口は3950万人にとどまる。
労働年齢人口(15~59歳)は総人口の約63%を維持しており、同国は依然として「人口ボーナス期」にあるものの、その持続には不安要素が残る。
一方で、少子高齢化に加え、出生時の男女比の偏りという二重の課題も浮上している。
2025年の合計特殊出生率は1.93と前年からわずかに上昇したが、依然として長期的な減少傾向にあり、安定的な人口再生産水準には届いていない。
さらに、出生時の男女比は男子110人に対し女子100人と、自然な水準(100:100)から大きく逸脱しており、今後の社会構造に影響を及ぼす恐れがある。
これらの課題に対応すべく、ベトナム政府は人口政策の見直しに乗り出す。
2026年からは「夫婦一組につき2人の子どもを持つ」ことを推奨する方向へ政策転換を図る方針である。
7月に施行予定の新人口法では、出産時期、人数、間隔の決定を、各家庭の経済状況や健康状態に基づき自主的に判断できるよう法的に定められる予定である。
さらに、保健省は2人の子を持つ夫婦に対して公営住宅の購入に関する優遇措置を導入する方針を示しており、そのための関連基準の整備が進められている。
政府は経済的・社会的支援を通じて、家庭の出生意欲を高め、将来的な人口バランスの安定化を目指している。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。