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新型コロナウイルスの予防・症状・受診目安について【ハノイ|さくらクリニック】

2020年02月27日(木)00時00分 公開
新型コロナウイルスの予防・症状・受診目安について【ハノイ|さくらクリニック】

現在、世界各国で猛威を振るっている新型コロナウイルスについて、ハノイの日系クリニック「さくらクリニック」より情報が届きました。

ベトナムでは感染者全員の完治が発表されていますが、現在、韓国、日本、イタリア、イランなどでは感染が急速に拡大しています。

一部、ニュースでは、日本滞在歴のある人を対象にした入国制限措置が講じられるとの報道もされています。

 

感染リスクがある以上は、手洗いをメインに予防策を根気よく継続することが重要です。

 

 

感染経路、予防策について

 

ヒトからヒトへの感染はほぼ確実です。

ただ、同じ空間にいるだけで感染してしまう空気感染ではなく、風邪やインフルエンザと同様、感染者のくしゃみや咳から出る細かい水しぶき(飛沫)による感染の可能性が高いです。

ですので、風邪やインフルエンザと同様の対策が望まれます。

 

具体的には、


①手洗いを頻回に行う。

心配が頭をよぎったらまず手を洗いましょう。

感染者が手で口元を覆って咳やくしゃみをし、その手でドアノブを触ったりすれば、そのドアノブにウイルスが付着します。

短時間であればウイルスはそのまま生存できますので、次はそのドアノブに健康な人が触れ、その手でパンやお菓子でもつまめばウイルスが体内に入ってしまうリスクがあります。

 

②よく寝て、よく食べる。具合が悪かったら休む。

 

③人混みを避ける。

不要不急の出張、旅行、外出は避けた方がいいでしょう。

 

④マスクをする(鼻と口をしっかり覆う)。

マスクは、感染していない人にとっては、人ごみに行かない限りはそれほど重要ではありませんが、誰しも感染している(けれど症状がない)可能性はあり、他人にうつさないという点で意味があるので、是非して頂ければと思います。

 

⑤(もしまだなら)インフルエンザの予防接種を受ける。

 

 

症状について

 

新型コロナウイルス感染症では、肺炎の症状、つまり発熱、咳、痰が主症状です。

ですので、症状が軽いうちは風邪やインフルエンザとの区別がつきません。

また、少なからず鼻水やくしゃみ、のどの痛み、頭痛などの症状が出る人もいるようです。

このことから、症状だけから感染の可能性を疑うことは難しい、というのが医師の間での共通理解になっています。

 

 

危険性について

 

新型コロナウイルスに感染しても、普通の風邪症状だけで特に何の治療をしなくても治る可能性が高いです。

死亡〇〇人、というニュースが出ると心配になるお気持ちはわかりますが、亡くなられた方の多くは、高齢者であったり、もともと何らかの疾患があって免疫力が低下していた方です。

つまり、普段健康な方が死亡するリスクはそれほど高くないと考えられます。

全く健康診断を受けていない方とか、健診の異常を何年も放置し続けている方でなければ、過度に心配することはないものと思われます。

 

 

帰国者・接触者相談センターへの相談・受診の目安について

 

2月25日、日本の厚生労働省から、帰国者・接触者相談センターへの相談・受診の目安に関するプレスリリースがありました。

  1. 風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
    (解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
  2. 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
    ※高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合

 

これまでと変わって、感染者との接触や中国への渡航歴などは関係なく、症状のみで判断することになりました。

残念ながら、日本ではもうウイルスが蔓延していると考えられており、普通の生活をしていても十分に感染の可能性がある、ということを示しています。

これまでの国境等でのウイルスの流入を防ぐ対策から一段階(悪い方向に)進んでしまったわけです。

 

我々は日本人ですので、ウイルスが蔓延している日本に出張等で行くこともあるでしょうし、日本から来客がある場合もあります。

つまり感染の可能性のある方との濃厚接触の頻度はベトナム人に比べて高いわけで、より慎重な対応が必要と思われます。

 

一方のベトナムですが、保健省(日本の厚生労働省に相当)は2月26日、これまで確認されていた感染者が全員完治したと発表しました。

つまり、現時点ではベトナムにはコロナウイルスの感染者はいない、ということになります。

 

ベトナム保健省は、今後も感染者を早期に発見して隔離等の対応を進めることに注力するため、我々のクリニックを含む一般病院に対し、疑わしい経過や症状がある患者がいる場合は、積極的に専門病院での診察・検査を受けさせるよう指示を出しました。

この「疑わしい経過や症状」に関しては具体的に触れられていませんが、当クリニック内で検討した結果、「直近の14日以内に日本・中国・韓国に入国したことがあり、発熱や咳などの症状がある」ということになろうかと思います。

 

今現在ハノイにて外国人対象に検査を行っている病院は、熱帯病病院のみとなりますが、感染が疑われる方は、まずは慌てずクリニックにお電話で症状をご相談、ご予約の上、来院ください。

さくらクリニックでは、日本語で相談可能です。

 

 

さくらクリニック詳細情報

 

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※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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