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Go-Viet、ベトナムの配車アプリ競争を加速させるか
<8月3日、Go-JekがGo-Vietとしてサービスを開始した(Go-Jekより)>
新配車アプリGo-Vietの飛躍的な成長が多くのドライバーのGrabからGo-Vietへ移籍するきっかけになっており、Grabも対応を急がれている。
Thanh Hungさんは配車アプリのGo-Vietに登録した初期のドライバーの一人だが、認知度の高い緑色のGrabBikeのユニフォームをまだ身につけている。
Hungさんによると「大勢のドライバーがGo-Vietに登録したため、ジャケットの数が足りていない」という。
40歳のバイクドライバーはGo-Vietのドライバーになってから1日か半日で80万ドン(約4000円)を稼ぎ、GrabBikeを同じ勤務時間で行った場合より50万ドン(約2500円)多く稼ぐことができたという。
Hungさんによると、最初の6ヶ月間の収入に免税が適用されるGo-Vietのプロモーションや1日9件以上の依頼を受けた際にもらえるボーナスがドライバーにとって魅力的だという。
Go-Vietはインドネシアの配車アプリであるGo-Jekのベトナム版で、8月にベトナムの市場に介入した。Uberが配車サービスを開始して以降、Grabが独占している市場でのサービスを模索している。
Go-VietはGo-Jekとは異なる名前を採用することで、ベトナムに合わせたサービスを提供することを目指したという。また、Go-Jekの最初のゴールにドライバーを多く雇用することがあるという。
6月、Go-VietのCEOであるNguyen Vu Duc氏は「Go-Jekはテクノロジーを通じて、安定した収入を数万人のドライバーに与えることを目指す」と地元メディアの取材で話したという。
Go-Vietの広報担当である Huong CungさんはVnExpressの取材に対し、サービス開始の前にドライバーになり得る人と直接会うかオンラインで話すなどをし連絡を取ったと答えた。
Go-Vietのドライバーを魅了させる策略についてGrabは特にコメントは発表していないが、対抗する戦略を検討しているという。
Grabベトナムの広報担当者であるNguyen Thu Anさんによると、Grabは1週間に稼いだ収入全体の5%をボーナスとするキャンペーンをドライバー向けに開始したという。
さらに、6月上旬、Grabはフリーwi-fiやコーヒー、洗濯サービスまで併設されたドライバー向けの休憩所を100カ所以上設置する計画を発表した。
スマートフォンアプリを知り尽くし、GrabBikeのサービス開始初期から登録しているVu Hoang Tamさんによると「Grabが好きではなく、 Go-Vietで働きたいドライバーは大勢いる」という。
Grabが人気ではないという背景にはGo-Vietに多くのドライバーが移籍する可能性があり、 Tamさんは今年始めに勃発したGrabとUberの競争を引き合いに出し「過去の戦い」から学んだのだろうと述べた。
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