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日本の政治家、全分野で日越関係の良好さを明言
浅野勝人元外務省副大臣によると日越の両国民は勤勉・誠実である点など国民性に共通点が多いことから相互の信頼関係が深まり日越関係が安定的に発展してきたという。
日越国交樹立45周年を記念した式典で浅野氏はベトナム通信社の取材に対し、45周年以上に渡って両国の政治や貿易関係の強化だけでなく個人間の交流や教育、文化、スポーツなどの様々な分野で協力関係を強めてきたと述べた。
浅野氏は将来的に両国の協力関係がさらに深まっていくのは間違いないとの見解を示している。
浅野氏は南シナ海問題にも触れ、領海に関する対立を避けるためには対話を続けていく必要があると述べた。また、日越両国が中国との関係を深め、アジア太平洋地域の安定的な平和に貢献できることを願っていると浅野氏は続けた。
ベトナムと日本は1973年9月に国交を樹立した。それから何十年にも渡り、両国は多くの分野でお互いに欠かすことのできない重要なパートナーとなっていった。ベトナムと日本は、2014年3月に「アジアにおける平和と繁栄のための広範な戦略的パートナーシップ」を築き上げて以来、両国は二国間関係において、強く包括的で実践的な進歩を遂げてきた。
二国間関係は現在が国交を樹立して以来最も良好だ。両国の首脳が継続的に訪問を行い、国際フォーラムや地域フォーラムで会議を設けている。また、日本の首相は10回、衆議院議長は2回、来越している。
元参議院長の山崎氏は2015年12月にベトナムを訪問している。他にも秋篠宮文仁親王が1999年6月に公式訪問し、2012年8月には私的に来越している。また、皇太子徳仁親王も2009年にベトナムを訪問し、天皇皇后両陛下は2017年に来越している。
一方でベトナム共産党書記長は日本に4回訪問しているほか、人民委員会委員長も2回、首相は公式訪問6回と政務で9回来日している。また、国会の議長も2回、日本に公式訪問しているという。
2007年以来9回にわたって行われている両国外務大臣が主催する日越協力委員会などを通して、両国は協力関係を築き上げてきた。他にも両国の副外務大臣が参加した外交安保防衛に関する二国間戦略対話(2010年より6回開催)、両国副首相が参加した防衛政策に関する会談(2012年12月より5回開催)、副外務大臣同士の安保会議(2013年12月より5回開催)、貿易・エネルギー・農業協力に関する共同委員会(2014年より2回)、閣僚級の農業分野に関する政策会議(2014年より3回)などがある。
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