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ホーチミンで豪雨、冠水相次ぎ交通機関マヒ
土曜日夜、ホーチミン市内は激しい降雨に見舞われた。この大雨で市内30カ所以上が冠水し、立ち往生する車やバイクが多くみられた。帰宅を急ぐ住民も多くみられた。
エンジンに大量の雨水が入り込み、動かなくなったバイクを押して歩く地元住民も多くいたという。
この大雨で車やバイク、バスなどの車両が走行不可能になり、市内の交通機関は機能しなくなってしまった。
ある男性は冠水状態の道路でバイクを懸命に押していた。
冠水した市街地で立ち往生した地元住民のYenさんは「ホーチミンでは雨が1時間半以上降ったら、洪水の水位は膝の高さにまで達してしまう」と話す。
大雨でバイクが故障した地元住民のCongさんは自身のバイクの状態を確認していた。
Congさんは「バイクが故障しエンジンが動かないのでバイクを停めて帰るしかない」と話す。
ある女性とその子供はバイクを押して帰宅したという。
女性は「すでに1時間半はバイクを押しているが、なかなか進まないため、帰宅まではまだ時間がかかる」と話した。
リヤカーも冠水した道路で立ち往生しているのが見受けられた。
ある男性はバイクのタイヤに絡まったナイロンバッグをとるのに苦戦していた。
横を通った車が飛ばした水しぶきのはずみでバイクが横転した。
Go Vap区のPhan Huy Ich通り付近のカフェでも膝の高さまで浸水し、店内にいた顧客は静かに待機していた。
レインコートを着てバイクに乗る2人組には笑顔が見られた。
市街地は同日の午後9時頃まで冠水状態だった。ホーチミン市自治体によると、市内30カ所で冠水になったという。これを受け、自治体は地元住民に避難勧告を出した。
ホーチミンの雨季は5月から11月だとされている。ホーチミンでは雨季の期間中、下水処理システムが雨水を処理しきれずに冠水被害に見舞われることが多い。
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