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2018年のベトナムGDP成長率は7%、今後は中成長率で発展か
国家社会経済情報予測センター(NCIF)によると、2018年のベトナムの経済成長率は7.02%と高成長の見込みだという。
NCIFの予測では、今年のベトナムの経済発展のシナリオは2つあるという。1つ目のシナリオは中成長率で発展していく基本的なシナリオで、2つ目のシナリオは高い経済成長率で発展していくシナリオだ。
NCIFによると、中成長率で発展していく基本的なシナリオの通りになる可能性が高いという。このシナリオでは、公共部門への投資が安定した成長率を保ち、経済発展において重要な役割を果たすという。
この経済モデルでは更なる経済の再構築が行われるだろう。資本と輸出が経済発展の根幹をなすことになると予想される。財務システムは安定な計画がなされ、一方で財務及び通貨管理は柔軟な計画がなされることになるだろう。
今年の経済成長率は6.83%に達する見込みで、これは基本的なシナリオ通りだ。一方でインフレ率は約4.5%と低いままだ。
NCIFは基本的なシナリオで予測される成長率を持続することができた場合、更なる経済改革や土地政策、財務、行政などの様々な分野で起こっている支障を取り払うことを目的とした行政改革行う予定だ。これにより、高い経済成長のもと高いGDP成長率になると予測している。
これらの政策を行うことでビジネスの環境が整い、ビジネス業界の成長につながる。高い成長率で発展していくシナリオでは、2018年には7.02%の経済成長率と4.8%の平均インフレ率となる見込みだ。
NCIFの声明によれば「2018年のベトナムの経済成長は増加傾向にあり、国際経済発展は自国の経済活動に良い影響を与えるだろう。政府は2017年に発生した経済障壁を取り払うことで2018年はさらに良い結果になる」という。
新たに結ばれた自由貿易協定は、投資の拡大と輸出市場の拡大をもたらすと予測されている。ベトナム国内の各地域や各省も同様に、事業投資環境の改善に向けた取り組みを始めている。これらの環境の変化によって年内にも国内の経済発展が加速するだろう。
特定の分野が発展することに関して、NCIFは「産業と事業の活動全体も同様に改善することになる。2017年は多くの困難に直面していたが、2018年は国内企業がコアビジネスに焦点を当て、競争の激化に適応できるようにしているので発展する機会に恵まれるだろう」と話す。
2018年、NCIFはベトナムの企業が国内市場や世界市場においてさらに統合できると予測している。NCIFは「今年の民間部門の企業の均衡や発展の促進が来年の経済成長をさらに発展させるだろう」と話す。
また、1月1日から開始された中小企業に関する法律では、企業は世界経済においてビジネス展開を可能にする経営戦略の立案に焦点を当てることが必要となる。
韓国のサムスンや台湾のフォルモサのような多くの大企業は今年は産業と事業の大幅な拡大が見込まれ、製造業が成長し、国内経済の発展が加速すると予測している。
NCIFは「効果的な貿易協定は海外からベトナムへの直接投資において、新たな投資案件や追加投資案件がの機会が増えるかもしれない。特に輸出入部門でベトナムと他国の関係性の改善が重要な要因である。ベトナムの貿易主要相手国の経済発展によってベトナムの商品の需要が高まる。主要商品の価格が上昇し、ベトナムの貿易価値が拡大することにつながる」という。
国内産業の回復したことにより、ベトナムの輸出レベルの上昇が見込まれる。NCIFは「インフレが制御されると予測される一方で、消費者支出額は今年も継続的に上昇する見込みだ。しかし、単純技術や土地や資源の枯渇などの国内の問題は依然として経済成長にとって大きな障害となっている。ベトナム経済は発展のための打開策を探っている段階ではあるが、生産性、効率性、競合性に関しては発展を遂げている。」と話す。
2018年、ベトナムでは第4次産業革命を迎えるなかで数多くの問題に直面している。第4次産業革命は経済や社会のあらゆる面に影響を及ぼしており、特に多数の労働者を雇用している繊維産業と機械産業に大きな影響を及ぼしている。
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