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ハノイ、中国原子力発電所による環境汚染対策か
ハノイ当局は、中国の原子力発電所からの放射能漏れの可能性を想定して、事故が発生したときの影響を緩和するための被害対策を取り始めた。またダムの満水や爆発、地下鉄事故などの起こりうる災害に対しての対策も同様に開始された。
<2018年ハノイの道路は大雨により重大な被害に遭った(Tuoi Treニュース)>
ハノイの人民委員会は「原子力発電所がある中国南東部の 広西チワン族自治区の防城港市、海南省の長江、広東省の陽江市の3つの発電所で問題が発生した場合、ハノイに被害が及ぶかもしれない」と述べる。
中国の3つの発電所はベトナムの首都から500㎞圏内に位置している。
中国の原子力発電所で問題が発生した場合、ハノイやその他ベトナム北部の地域は空気汚染や水質汚濁といった深刻な被害に遭うことになるだろう。
ハノイ市の行政は事故を予測して、被害を最小限に抑えるために、科学技術省に調査を行うことを要請した。
この要請では、ベトナムの首都ハノイにおける環境被害を軽減するために対策計画の一部として導入された。
専門家は「もしダムが崩壊した場合、紅河の水位は11.5m以上になる。また、周辺地域に洪水が発生し、数百万件の住宅が被害に遭う」と述べる。
1971年には継続的な豪雨により、紅河の水位は14.3mに達し、結果的に3つのダムが満水になり洪水が発生した。この災害によって約10万人が家を失い、270万人の国民が重大な財政難に苦しめられた。
2008年ハノイでは集中的な豪雨に見舞われた。災害によって多くの地域が洪水となり、3兆ドン(約150億円)の被害に及んだ。
ハノイの人民委員会は都市の古い家屋において発生する可能性のある火災、爆発、崩壊の危険性を明らかにした。
また、都市の地下鉄や大勢の人がいるイベントでも災害が発生する可能性がある。
地域の救助隊の能力の向上のための努力が行われている。
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