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千葉ベトナム人女児殺害事件、死刑判決を求刑へ
2017年、千葉県松戸市で当時9歳のベトナム人女児が殺害された事件で、渋谷恭正被告(47)の公判が行われた。公判で、被告側は無罪を主張したが、検察はDNA鑑定により被告が有罪であることを証明した。
DNA鑑定を受け、検察側は被告人に対し、当時9歳のベトナム人女児を殺害したとして、死刑を求刑した。
共同通信社によると、月曜日、千葉地方裁判所の検察側は「渋谷被告の犯行はきわめて冷酷で悪質、残虐だ」として死刑を求刑したという。
今回、亡くなったのは千葉県松戸市内の小学校に通っていたLe Thi Nhat Linhさんだ。Linhさんは登校途中に被害に遭ったという。事件2日後、千葉県我孫子市でLinhさんの遺体が発見された。
検察の起訴状によると、2017年3月24日午前、渋谷被告はLinhさんを乗用車で連れ去り性的虐待を加えたのち、Linhさんを殺害したという。その後、被告は我孫子市に移動し、遺体を排水路脇に遺棄した疑いが持たれている。
渋谷被告はLinhさん一家の近隣に在住しており、Linhさんが通う小学校のPTA会長を務めていた。被告は犯行を認めず、一貫して無罪を主張している。
検察側は渋谷被告の乗用車で見つかった血痕と唾液からLinhさんのDNAを検出した。また、Linhさんの遺体からは渋谷被告のDNAが検出されたことを明らかにした。
一方、被告側はDNA鑑定の信憑性に疑問を呈している。
現在、日本で生活するLinhさんの両親はベトナムと日本両国で被告に死刑を求刑する署名活動を行っている。
日本では、殺人事件の被告には死刑判決が下される場合がある。日本で死刑が執行される場合、絞首刑を方法がとられる。今回のように被害者が1人の殺人事件で死刑判決が下されることは異例のことだ。
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