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ベトナム北中部、エビに化学物質混入か
土曜日、ベトナム北中部のシーフードショップ2店舗で数十匹のエビに化学物質が含まれたジェルが混入されているのを警察が発見した。今回の事件を受け、ベトナム国内では魚介類の安全性に対して不安が広がっている。
Thanh Hoa省の沿岸都市であるSam Sonで、魚介類を取り扱う小売店「Tinh Luyen」と「Coi Xuyen」でそれぞれ40キロ、20キロの化学物質が混入したエビが発見された。Sam Sonは多くの観光客が訪れている場所でもある。
検査で問題のエビは胴体が異常に丸く太っており、頭部にはダークブルーのジェル状の化学物質がつまっていたことが明らかになった。
「Tinh Luyen」の経営者であるNguyen Huu Tinh氏は化学物質が混入されたエビを地元で購入したという。一方、毎日販売するエビのうちの20~30キロは化学物質が混入していない新鮮なものだったという。
現在、警察は問題のエビをすべて押収し、エビの販売店舗関係者が化学物質を故意に混入したかどうかを断定するために検査を行っている最中だ。
問題のエビを販売した店舗に下される処分内容は依然として明らかになっていない。
ベトナムの法律に基づけば、安全基準を満たしていない食品を販売した業者は当該商品を販売した売り上げ分に値する金額の罰金の支払いを命じられる。支払い回数は最大7回に渡るという。もしくは、告訴されることもあるという。
現在、警察はエビに化学物質を混入し、小売店に卸した人物を捜査中だ。
ここ数年、ベトナムではエビに化学物質を混入し、実際よりも大きく重くなるように加工するという問題が相次いでいる。これを受け、昨年初旬には政府がこの問題を撲滅するために何らかの対策を講じる必要性に迫られた。
近年、ベトナムでは野菜や果物の安全性を心配する国民が多い中、今回エビの安全に対する信頼が揺らいだことで、市場で出回っている魚介類の安全性にも疑いをもつ国民が増えている。
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