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ベトナムで新ライドシェアリングサービス「Go-Jek」が登場
インドネシアで普及しているライドシェアリングサービス「Go-Jek(ゴージェック)」がホーチミンで運用を始める。同社は今後、他の地域にも進出する見込みだという。
インドネシアですでに普及している「Go-Jek」は今年7月よりベトナムで「Go-Viet(ゴーベト)」という名前でサービスをスタートする。
「Go-Viet」の経営陣にはベトナム人が配置される見通しだ。
「Go-Jek」は「Go-Viet」に対し、経営手法を伝えるだけでなく、資金面と技術面の両方において支援する予定だという。
「Go-Jek」のCEO兼創始者であるNadiem Makarim氏は「ベトナム支社の経営陣にも経営に関して十分な知識と経験があるので、きっとベトナムでも我が社のサービスが成功するだろう」と自信を見せている。
同氏はベトナム支社の経営陣の実力を高く評価し、ベトナムにおいても同社が成功を収めることができると確信しているようだ。
同社ははじめにホーチミンでサービスを展開することを決定している。ライドシェアリングサービスだけではなく、物流の役割も担う予定だ。その後、他の地域でも展開する予定であり、その際には食品のデリバリーサービスも行うという。
同社がベトナムで新たにサービスを開始することは東南アジア市場に進出するという計画のうちの一つにすぎない。他にもタイやシンガポール、フィリピンへの進出も計画中だという。
ロイター通信によると、同社は2010年に設立され、Googleや中国の大手IT・ネットサービス企業のテンセントホールディングスなどから15億ドン(約750万円)以上の融資を受けているという。設立当初のサービスは携帯電話によるライドシェアリングのみだった。しかし、現在では事業が拡大し、運送や物流、デリバリーサービスも受け持っている。
ベトナムに新たに進出するのは「Go-Jek」だけではない。シンガポールに拠点を置き、仮想通貨で取引をする「MVL」と呼ばれるライドシェアリングサービスもベトナムに進出することが噂されている。
4月に「Uber」がベトナムから撤退したあと、「Grab」がベトナムのライドシェアリングサービス市場を独占している状態だった。ベトナム政府は「Grab」が独占禁止法に違反している可能性があるとして同社を調査中だ。
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