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ホーチミン、古都ホイアンをモチーフにしたカフェが人気
古都ホイアンをモチーフにしたカフェ「Hoa Giay」がホーチミンに登場した。外観、内観、雰囲気すべてがホイアンを彷彿させる。
同カフェはホーチミン3区Huynh Tinh Cua通りに位置している。ホイアンの街並みでよく見かけるあの黄色い壁でできたお店には、ホイアンで有名なピンク色のブーゲンビリアの花も飾られている。同カフェはまるで世界遺産の街・ホイアンそっくりだ。
「Hoa Giay」のオーナーはQuang Nam（クアンナム）省ホイアン出身だ。ホイアンの街並みからインスピレーションを得たことから、壁を黄色く塗り、ランタンや他のホイアンらしいアイテムで装飾することでホイアンを完全再現したという。
このカフェは1960～1970年代に使用されていた古民家をお店の構造から装飾までリフォームして作り替えられたものだ。オーナーによると、お店があるHuynh Tinh Cua通りの民家はすべて古く、アメリカ占領時代に建設されたものだそうだ。古民家にはアメリカ人が暮らしていたようだ。どの家も広々としているうえ、新鮮な空気が流れ込むバルコニーや窓が多く作られ、暑いホーチミンでも涼しく快適に過ごせる設計になっていた。
古くなったテーブルや椅子、ランプ、タイプライター、写真などが店内の装飾品として使われている。
置かれた家具がお店の邪魔になることはない。むしろ、古いデザインの床タイルと一緒にお店のアットホームな雰囲気を引き立てている。
現在、オープンしてから2年以上が経っている「Hoa Giay」は穏やかで静かなうえ、どこか懐かしさを感じることができる。お店に飾られている古い装飾品の中には木製の食器棚や食品保管庫、タイプライター、ランプ、ポット、カップも含まれている。
バルコニーは若者を中心に人気がある。
このカフェは多目的で利用できる。読書や友人とのおしゃべり、家族との食事などいずれの目的での利用が可能だ。メニューの多くが麺やチキンライス、揚げエビ、揚げ豚、二枚貝、ライスペーパーなどホイアンのあるQuang Nam省の名物であり、食事からもホイアンを連想することができる。
同カフェは午前7時から夜11時までオープンしている。ドリンク・フードメニューの価格帯は1品あたり2万ドン（約100円）～5万ドン（約250円）だ。
また、このカフェはとても写真映えするため、写真を撮るのが好きな人にもぴったりな場所だ。ホーチミンから離れることができないが、ホイアンの雰囲気を感じたいという人も満足できるカフェであることは間違いない。
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