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ホーチミン、車両排気ガス削減に向け政策強化か
ホーチミン交通運輸省は人民委員会に対し、大気汚染の悪化を防止するためにバイクの排気ガス削減に向けた政策立案を要求している。
<ホーチミンの交通渋滞の様子>
交通運輸省によると、現在、ホーチミン市にはバイクが760万台あるという。そのうち95%が稼働しており、車両排気ガス全体の87%がバイクから排出されている。同省はバイクの排出ガスが車の排出ガスより極めて危険であることを警告している。
ホーチミンでは新たに登録されているバイク車両は増加しており、旧型のバイクは環境に悪影響を及ぼしている。
8年前、2010年~2013年の期間においてハノイとホーチミンにおいて車両排気ガスを制限する提案がなされており、数年後、他の省へ拡大していった。しかし、いまだに提案が実行されていない。
交通運輸省大臣は「大気環境改善の需要が高まっている一方で、交通法の改正を待っている。我々はホーチミン市人民委員会に対し、およそ24億ドン(約1200万円)の費用がかかる車両排気ガス制御プロジェクトを行ってくれる企業を探すよう提案している」と話す。
同省のTran Quang Lam大臣は、人民委員会はすでに交通渋滞や交通事故防止、車両排気ガスの70%削減に向けた解決策を見つけている。来年プロジェクトが承認されれば、資源環境省と協力し実行する予定だと話す。また、同委員会は車両排気ガス管理ネットワークを作るために国の行政機関である登記所と協働する計画だという。
BVOTグループのTran Hong Ninh氏は、これは困難で複雑なプロジェクトだ。車であれば簡単であるが、バイクの場合それほど簡単にはいかないと述べた。
政府当局は排出ガスに関連する罰金を科すためにバイク車両の所有権に関する正確な情報が必要だと述べている。中古車両の書類管理不足のためバイクの所有権を証明することは困難である。また、大都市で働く他省出身者は住所が不明確であるため多くの作業を要することになる。
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