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ハノイ、渋滞緩和進まず
ハノイ市自治体は渋滞緩和に向けた取り組みをおこなってきたが、自家用車の数はインフラ整備の進捗よりもはるかに速く増加しているようだ。
<ハノイ市は渋滞に悩まされている>
ハノイ市交通運輸局は2015年から2016年にかけて渋滞緩和のために車線の分割作業や陸橋の建設工事をおこなってきた。結果として、Tay Son-Chua BocやThai Ha-Lang Ha、Le Van Luong-Lang地区など特に渋滞の問題が深刻化していた地区の渋滞が緩和された。2014年から2016年にかけて渋滞が深刻化していた場所は41箇所から31箇所に減少した。
しかしながら、渋滞の緩和は長くは続かず2017年には渋滞が深刻な地域が、一時的に緩和された13箇所を含む37箇所にまで戻ってしまった。交通警察と交通運輸局によると、住宅や商業施設などの建設工事の許可が下りたことと、自家用車数の増加が渋滞の原因となっているようだ。
道路工事を受け持つトランスポートエンジニアリングデザイン株式会社はハノイの道路は通行可能量の3倍〜4倍ほどの交通量があるとのコメントを発表した。Le Van Luong、Lang、Pham Hung通りに関してはピーク時には通行可能量の22倍以上のバイクや車が走行していると言われている。
交通科学技術研究所のDoan Minh Tam元所長は、多くのアジア諸国は過負荷となっている道路における交通量を制限出来ていると述べた。
ハノイ交通運輸局のBui Danh Lien局長によると、2008年末時点でハノイには18万5000台の車を含む220万台の自家用車が走っていたという。2017年末には54万台の車と540万台のバイクがハノイ市内を走行していたようだ。
2018年は8月までにハノイ市だけで新たに3万8000台の車と17万台のバイクが登録された。また、他の省からも120万台ほどの自家用車が登録されている。
また、9人乗り以下のタクシーや乗用車の数が2012年には1万7400台だったものが2万台にまで増加した。交通運輸局は新たにライドシェアアプリに登録している2万1800台の車をライセンス登録したという。
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