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ハノイ、バイク交通制限試験的に実施へ
ハノイ中心地でバイク通行が全面的に禁止されるのに先駆け、いくつかの通りで試験的にバイクの交通規制が行われるという。地元当局は、公共交通機関が交通需要を補うことができる地域で今回の試験的交通規制規制が行われる予定だという。
ハノイ交通局長のVu Van Vien氏によると、Cat LinhーHa Dong間の都市鉄道2A号線やバス高速輸送システム(BRT)を含むバス路線沿線のLe Van Luong通りとNguyen Trai通りが試験的交通規制の対象候補に挙げられているという。Le Van Luong通りとNguyen Trai通りはハノイ中心部から西に7km、Thanh Xuan通りと並行して通じている。
予定より大幅に遅れをとっているハノイ都市鉄道2A号線は来月から商用運転を開始する予定だ。
Vien氏によると、同局は計画の実施を急がずに、可能な限り実行可能かつ適切な交通規制が実施できるよう、慎重に検討しているという。
ハノイは、試験的に交通規制を行いながら、市民の意見も聞き入れる予定だ。
2017年、ハノイ人民委員会ではハノイ中心部でのバイク通行禁や公共交通機関の拡大を含む交通管理に関する決議が可決された。
現在、ハノイ交通局は個人用車両の交通量を減らすため2つの計画を検討している。そのうちの1つは、2030年までに市街地でバイクの通行を制限してから、徐々に走行を禁止する計画だという。
もう1つは都市部に向かう車両から料金を徴収する計画だ。
決議案では、市はバイクだけではなく、市街地を走るすべての個人用車両数を減らすことを目指していると述べている。
「自動車の場合、市街地での駐車料金を引き上げ、交通渋滞が頻繁に発生する地域への入場料を課したい」Vien氏は語った。
決議案では、ハノイは記録的な交通渋滞だけでなく、近年悪化している大気汚染にも対処するとされている。
ハノイの人口は750万人以上で、バイク520万台と自動車が約55万台があるという。バイク520万台のうち120万台はその他の地域住民により持ち込まれたものだ。
ハノイ環境部門責任者のNguyen Trong Dong局長は、9日行われた市の役員会議で、過去3年間行われたモニタリング調査で交通密度が高い時期は大気の状態が非常に悪いことを示していると述べた。
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