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ホーチミンの地下鉄工事、年内に80%完了か
<ホーチミン市のBen ThanhーSuoi Tien間を結ぶ地下鉄に沿って歩く従業員(写真提供:VnExpress/Huu Khoa)>
鉄道建設の管理会社によると、年内までにホーチミン初となる地下鉄建設の80%が完了する見通しだという。
ホーチミン市人民委員会都市管理局のDuong Huu Hoa局長は、今回のプロジェクトに出資しているJICAと行われた会議において、2018年末までにBen Thanh – Suoi Tien間を結ぶ地下鉄の工事を65%完了させる目標だったが、現在、62%しか工事が完了していないと述べた。
同局長によると、目標が未達成である原因は資金不足だという。
また、同局長はベトナム初となる鉄道車両は第1四半期に導入されるだろうと続けた。
昨年11月、梅田邦夫駐ベトナム日本国特命全権大使によると、日系請負会社である住友商事の未回収金額は1億ドル(約111億円)にものぼるという。
同大使は政府とホーチミン市に対して、もし市が2018年末までに支払わなかった場合、住友商事は建設作業を停止する可能性があるという内容の文書を送った。
最近、ホーチミン市当局は政府から出資を受ける前に住友商事に対して前払金を支払うと述べた。市当局による前払金の支払いは2017年から5度目となるという。
工事には3兆2700億ドン(約150億円)の費用がかかるが、これまで政府が支払った金額はわずか5910億ドン(約30億円)だ。
2012年8月に着工したホーチミン初となる地下鉄工事は2017年に終了し、今年から運行開始予定だったという。
建設予定の地下鉄はホーチミン市内の1区、2区、9区、Binh Thanh区、そしてThu Duc区を通って、ビンズオン省付近のDi An区までを繋ぐ20kmを走行する。
ベンタイン市場の地下2.6km地点から出発し、オペラハウスやBa Son Shipyardを通過、サイゴン川の上にかかる高架橋を渡ってスイティエン公園を通り、9区のLong Binhの停車駅に到着する予定だという。
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