おすすめのプロモーション
ホーチミン市初の鉄道計画、大幅な遅れか
ホーチミン市の鉄道建設は当初の計画よりすでに5年遅れている。
<ホーチミン1区の建設現場>
ホーチミン市の最初の鉄道建設計画が開始されてから8年が経過しているが、未だに完成の目処は立っておらず、ホーチミン市当局は非難を浴びている。
ホーチミン市当局は増え続けるバイクや車などの車両による渋滞緩和のため、全長220kmにおよぶ8本の鉄道網を建設を計画している。
ホーチミン中心街とホーチミン東部の9区を結ぶ1本目の鉄道路線は2010年に着工した当初、2015年に竣工予定であった。
鉄道路線が完成すれば全長19.7kmであり、一日に62万人が鉄道を利用すると見込まれていた。鉄道の開通でバスや車両を使う人が減り、市内の渋滞緩和が期待されていた。
しかし、2011年に建設予算が17.4兆ドン(約87億円)から47.3兆ドン(約236億5000万円)にまで増大することが明らかになり、完成日が2018年まで延期することとなった。
当時のホーチミン市役所の担当者によると、未開拓の土地整備や将来的により良い鉄道路線を作るための設計図変更が遅れの原因としてあげられるという。
<第一路線を建設中のホーチミン市>
地方人民委員会のTran Vinh Tuyen氏によると、国会でまだ予算の認可がおりず、建設業者に支払う資金を準備できていないのが現状だそうだ。
Tuyen氏は、建設資金の支払いが滞っているため、建設業者の建設作業は遅延しており、中には契約金未納に対する抗議の意を示すために、駐在専門家を帰国させる業者も出ていると続けた。
建設現場の中には作業が進まず放置された機材を取り壊す活動が進められているところもある。
<第一路線を建設中のホーチミン市>
プロジェクトの迅速化の一環として、鉄道建設に関する様々な手続き、仕組み、方針を早急に決定するよう求めている一方で、ホーチミン市は1本目の鉄道路線の完成時期は2020年頃と延期を発表した。
2017年には国の援助が下りるまでの便宜的な手段としてホーチミン市が市の予算1兆6700億ドン(約83億5000万円)を建設業者に支払った。
今年になり、ホーチミン市役所は支払いの滞りによるさらなる負債をを防ぐため新たに建設業者に1兆ドン(約50億円)支払う可能性を示唆した。
<ホーチミンの第一路線の建設計画の遅れを揶揄する漫画>
<2017年10月24日、初めて線路が敷かれた>
<労働者が未来の地下鉄予定地を歩いている>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
<完成予定日が過ぎても続いている拡張工事>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
<鉄道路線の支柱に書かれた落書き>
<年月が経過し、気候の影響で劣化した看板>
<鉄道建設予定地で放置されている機材>
<鉄道路線の支柱に書かれた落書き>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
<建設途中のホーチミン市の上空写真>
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。