ホーチミン警察、中国製品を偽装販売する架空会社を調査

2019年07月04日(木)00時00分 公開
ホーチミン警察、中国製品を偽装販売する架空会社を調査

3日、ホーチミンの経済犯罪捜査警察機関(PC46)は、中国製の商品を輸入し、ベトナム製のAsanzoブランドとしてベトナムで販売していた偽装会社を調査すると発表した。


ホーチミン税関局の税関執行部は、Sa Huynh Trading and Production Company社が輸入した中国製品を高品質なベトナム製品として販売している事実を確認し、さらなる調査のためにホーチミン警察署の調査機関へ同社に関連する書類を提出したという。


事件記録によると、2018年9月、7区のTran Xuan Soan通りにオフィスを構える同社は、2億1200万ドン(約106万円)相当のガラス製オーブンの部品として輸入申告を開始したという。


偽証申告の疑いがあるため、サイゴン港の第4国境ゲートゾーンの税関から連絡を受けた税関局職員が貨物を検査を実施した結果、新品のオーブン1300台が見つかった。


各オーブンは、プラスチックカバー、ガラスのボウル、オーブンタイマーなど部品に分かれていたという。


税関が同社のHuynh Thi Sa Quol社長をメコンデルタのソクチャン(Soc Trang)から協力のため呼び出した際に、同社は書面で、取引先が誤った製品を送ったと弁明した。


その後、Huynh Thi Sa Quol社長が呼び出しに応じることはなく、税関とのやりとりにはNguyen The Tai氏に全権を委ねたという。Tai氏は、自身は通関業者なので出荷については何も知らなかったと述べた。


さらに詳しい調査によると、Sa Quol社長は、Sa Huynhという名前の会社を、そもそも設立していないと述べたという。また、同社長は夫と共にホーチミンのAsanzoで働いていたことは認めたが、既に仕事を辞めて故郷に戻っているという。


同時期、Tai氏とTruong Ngoc Liem氏は警察署に赴き、自身がSa Huynh Company社設立の関係者であり、社長としてSa Quol氏を雇ったと述べた。


調査を通じ、警察の捜査官はHuynh Thi Sa Quol氏に関連する書類が偽物であることを発見した。 同社の代表であるLiem氏も、書類が偽造である旨を認めた。


過去にAsanzo Vietnam Electronics JSC社は、中国から輸入した完成品に「Made in Vietnam」のラベルが付けて販売していたと伝えられ、買い手と消費者は騙されているかどうかについて、世間の関心をかき立てた。
フック首相は、現在の法律に従い、有能な機関に事件の処理および違反者に対する厳しい罰則の適用を命じているという。

出典:SGGP

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