ベトナムで気を付けるべき感染症|原因や予防方法、帰国後の注意点なども紹介

医療 医療 2018年09月28日


ベトナムで気を付けるべき感染症|原因や予防方法、帰国後の注意点なども紹介

ベトナムにはどのような感染症があるのでしょうか。ベトナムは日本と比べ衛生水準が低く、様々な感染症になる可能性が高いです。感染症について事前に知っておくことで感染症にならないように予防することができます。一方で帰国してからも気を抜いてはいけません。ベトナムに滞在している間に感染症にかかり、帰国してから症状が出始めるということもあるので注意が必要です。ここではベトナムで感染する可能性のある感染症について紹介していきます。

 

ベトナム、感染症

 

 

食べ物や水から感染するもの

 

ベトナムでは道端で食品を販売していたり、ローカルのレストランなどでは衛生管理がきちんと行われておらず、食品衛生がよくない場合があります。生野菜や乳製品、生ものの料理などを口にすると感染症になる可能性があります。少しでも危険だと感じたら口にするのを控えるようにしましょう。

 

A型肝炎

A型肝炎は飲料水や食品を口にした際に感染する可能性のある病気です。下水道環境が整備されていない場所では感染することがあります。感染ウイルスが口から入り、肝臓で増殖し、肝炎を引き起こします。不衛生な食品や飲み物が主な原因と考えられます。症状が重症化することは少なく、一時的に症状が悪化し、しばらくすると回復に向かいます。

 

・症状

A型肝炎に感染すると、嘔吐などの消化器症状が現れます。また、肝臓で菌が増殖するため、肝機能の低下により眼球や肌色が黄色く染まります。その他に、発熱や全身倦怠感などが発症するので全身がだるく食事ができない状態になります。

 

・対策法、予防法

対策法、予防法としては渡航先での飲料水や食べ物に注意することです。日本人は日頃、不衛生な食品や飲料水を摂取することがほとんどないので、他の国の人よりも感染する確率が高い傾向にあります。見るからに汚い場所での食事をしないなど自己管理が必要です。

 

渡航前に予防接種を受けておくこともおすすめします。A型肝炎に対する抗体を持っていない人がほとんどなのであらかじめ予防接種を受けることで感染しにくい状態を作っておくことも必要です。現地でのワクチン接種も可能なので渡航後に対応することもできます。

 

・ワクチン接種スケジュール

A型肺炎のワクチンは合計で2回接種することが必要です。ワクチンを1回目接種後、6〜12ヶ月後に2回目を打ちましょう。しかし、15歳以上用のA型肝炎予防ワクチンは、現在ベトナムでは在庫が無い状態となっていて、A型・B型混合ワクチンのみ接種可能です。接種スケジュールは、全3回です。1回目接種後から、1ヶ月後に2回目、6ヵ月後に3回目を接種しましょう。

 

アメーバ赤痢(旅行者下痢症)

アメーバ赤痢とは赤痢アメーバの原虫による感染症のことで、旅行者下痢症とも呼ばれます。細菌やウイルスによる感染性胃腸炎で、病原体は様々です。東南アジアでは頻繁に発生する感染症ウイルスで衛生管理が行き届いていない屋台やローカルレストランなどで食事をすると感染する可能性があります。

 

・症状

主な症状は下痢と嘔吐です。水状の下痢が1日に何度も出るようになります。滞在中に最もなりやすい感染症の1つです。比較的軽い症状で治まる場合もありますが、場合によっては細菌性食中毒やノロウイルス感染症など重症化する可能性もあります。

 

・対策法、予防法

不衛生な場所で生水や氷、生野菜、乳製品などを口にしないことです。衛生環境が整った場所での飲食やよく火の通った料理を食べるなどの自己管理が必要です。また、たとえ一流レストランであっても刺身や寿司、生春巻きなどは油断できない場合があります。

アメーバ赤痢の場合はA型肝炎と違い予防接種はありません。現地での食事には細心の注意を払うようにしましょう。

 

腸チフス

日本ではめったに見かけなくなった感染症ですが、東南アジアの新興国では比較的よく発症する感染症です。A型肝炎やアメーバ赤痢と同様、衛生状態の良くない場所での食事や生ものなどを食べた際に「チフス菌」が体内に感染することによって発症します。

 

・症状

主な症状は発熱と下痢です。38度以上の高熱が1週間ほど続くのに加え、腹痛と下痢が伴います。潜伏期間は10日から2週間ほどです。この期間は少し体がだるく微熱がある程度ですが、熱が次第に上昇します。口から移る感染症なので腹痛や下痢の症状が出ないこともあります。病院に行ききちんと治療を行った場合は4週間ほどで回復しますが、治療を行わなかった場合、症状がさらに2週間ほど長引き、腸出血を起こし危険な状態に陥る場合もあります。

 

・対策法、予防法

A型肝炎、アメーバ赤痢と同様に不衛生な場所で極力飲食をしないようにすることです。旅行者の場合は潜伏期間が10日から2週間あるので帰国してから症状が発症することになるので渡航先で感染しなかったからといって安心できません。腸チフスの場合、ワクチンがあるので予防接種することをおすすめします。

 

・ワクチン接種スケジュール

腸チフスのワクチンは3年毎に1回打ちましょう。

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