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ベトナム企業や銀行、キャッシュレス化進む
現在、ベトナム国内の企業や銀行で航空券購入などにおける決済方法の拡充を図るため、QRコードによるキャッシュレス支払いの導入を進めている。
中産階級の増加が著しいベトナム市場で、小売業者は割引などの販促活動に加え、利便性の高いキャッシュレス決済方法の導入を進めている。
ハノイやホーチミン、ダナンで成長をみせているコンビニエンスストアや地元、国際ブランドの小売店は、市場で優位に立つために顧客のニーズに合わせ決済方法の多様化を実施している。
経済学者らによると、昨今の消費者は新たな決済方法を用いて高い金額を払う傾向にあるという。また、消費者の購買行動に関する市場調査を行う企業のニールセンが公開した「What’s Next in Emerging Markets」最新版によると、2025年までに49%のベトナム人が都市部に住むことが予想されている。
また、富裕層の割合は2015年の17%から24.7%に上昇し、テクノロジー愛好家の消費額は1190億ドル(約13兆5000億円)にのぼると予想されている。多用的かつ利便性の高いサービスやEコマース(電子商取引)の潜在性も高いということだ。
6億人の市場規模を誇るASEANに参加したベトナムの国内企業が、決済方法の多様化を行うのは必要不可欠だ。
自動航空券販売システムや消費者にあわせたキャッシュレス化を拡大するベトナム航空をはじめ、海外の消費者も相手にする航空業界は特にキャッシュレス化を促進しなければいけない。既にベトナム航空は航空券の購入や決済がスマートフォンとQRコードで簡単にできるシステムを実施するため、VNPayやNapasとの連携をはじめている。
ベトナムのグエン・スアン・フック(Nguyen Xuan Phuc)首相は、2020年までに銀行を通じた公共サービスの現金決済の割合を10%以下に削減する案を承認した。
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