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ホーチミン、洪水防止計画見直しか
ホーチミン都市洪水防止計画運営センターによると、2016年から2020年の間で洪水防止工事に96兆3000億ドン(約4815億円)以上の費用が掛かると見込まれている。
<日曜日、ホーチミン8区のThanh Loan Roadでは大雨によって洪水が発生していた。洪水の発生を防止するのは依然として困難だ>
5月18日には洪水防止工事計画履行の見直しを行う会議が開催された。運営センターのNguyen Hoang Anh Dung氏は「洪水防止計画にかかる合計費用のうち21兆9000億ドン(約1095億円)は民間部門から調達している」と述べた。
洪水防止計画では貯水池を3箇所建設することや雨水排水システムとXuyên Tâm運河の改修、排水処理施設7箇所の建設が予定されている。
Dung氏によると、この洪水防止工事計画が開始されて2年半が経過した現在、550㎢にわたる地域とその近隣の5地域で洪水防止をすることができているという。
今年は7の大通りと445の路地において洪水対策が行われる予定だ。
これまでホーチミンでは多くの通りで洪水が発生していたが、現在では4の大通りで洪水発生が防止されている。
Dung氏は「洪水防止計画の多くのプロジェクトが資金不足のため遅延しており、現在、民間企業や公的な開発援助機関から資金調達を行おうとしている。洪水防止計画を請け負う機関に排水や運河の不法な埋め込みに対して対応行うべきである。また、運河や流路は定期的に水底の土砂を取り除く必要がある」と話す。
ホーチミン市人民委員会のNguyen Thanh Phong委員長は洪水防止計画の関連機関と各地区の関係者に調整を呼び掛けている。
同氏は「都市の管理と調整は制限されているため、洪水防止工事の効果はあまり見込まれていない。洪水防止工事計画運営センターは貯水池の貯水能力増加や排水処理に関して更なる研究を行うべきだ。洪水発生の原因は大雨や土砂の水底への沈積、運河や流路の損傷などだ。これらの原因を一つ一つ調査し解決していかなくてはならない」と話す。
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