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Phuc首相、2025年までに自由移民受け入れを停止
<会議で登壇したNguyen Xuan Phuc首相(写真提供:VNA)>
Nguyen Xuan Phuc首相は自由移民を奨励しない意向を再度表明し、問題解決に向けて調和的で柔軟かつ包括的な政策を発表した。
12月9日にダクラク省の中部高原で開催された国内会議において、Phuc首相は国際労働機関(=ILO)の統計結果を元に、自由移民はベトナムに限らず世界的な問題になっており、世界の移民数は2017年に2億700万人にものぼると述べた。
同首相は自由移民が国防や安全保障、社会福祉、治安など国全体に悪影響を及ぼし得ることを指摘している。「最終的な目的は移住者の誰しもが安定した生活やモノが得ることができ、移住者の子供を学校へ通わせ、そして移住してきた年配者が健康診断と治療を受けられるようにすることである」と同首相は述べた。
また、未だ永住権を取得できておらず、2万世帯以上が安定した生活を送ることができていないので、資産の割合は高いままだと指摘した。
同首相は地方当局に対して侵略を防止するマネジメント政策を実行するだけでなく、インフラ整備やものづくりができるように指導することで移住者の安定した生活を奨励するよう求めたという。
同首相は2025年までに自由移民受け入れを停止し、恵まれない世帯の生活を安定させ、32個の移民プロジェクトを実行することを目標としている。
また、各省に対して森林農場だった土地の効果的なマネジメントの向上、資源が枯渇している土地の問題への対処、自由移民の制限、社会的秩序の維持、国民の法定金利の保証を求めたという。
同首相は原則として人口の安定化や移民プロジェクトに対しては2019年と2020年の国家予算留保から約2兆5000億ドン(約120億円)を追加投入することに同意した。
同首相は関連省庁や関連部門に対して、早急に農林業会社を立て直し、国境や遠隔地の国防や安全保障を特に強化するよう求めた。
農業・農村開発省によると、6万6700世帯が2005年から北西部や中央高原、南西部の省へ自由に移動しているという。
近年、国の政策によって移民の流入は急速に減少している。2013年〜2017年には1万7510世帯もの自由移民が生活保護を受けていたという。
出典:SGGP
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