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ベトナム市場、新たな配車アプリ参入か
<「Be Group」は自社の2つの機能であるbeBikeとbeCarの2つのサービスを正式に開始した(写真提供:VnExpress)>
木曜日、ベトナムのITスタートアップ企業であるBe GroupはbeBikeとbeCarの2つの自社サービスを正式に開始した。
Be GroupはGrabやGo Vietが寡占している市場への参入に伴い、2018年末までに数週間で1万人、翌年には10万人のドライバーと提携を結ぶという目標を立てている。
現在の配車サービス運営企業とは異なり、Be Groupは自社サービスを輸送事業として登録している。
Be GroupのCEOであるTran Thanh Hai氏はサービス開始時に「我々は優秀な人材を確保している上に、個人的には長年に渡ってスタートアップの経営を経験してきた。数千億ドン(約数十億円)の資金を投入しており、この激戦区の市場において自社アプリが太刀打ちすることができると確信している」と述べた。
Be Groupのアプリは12月17日からハノイとホーチミンで利用開始される。同社はbeBikeとbeCarのドライバーに対し25%のロイヤリティ提供を発表しているものの、明確な金額や割引制度は明らかにされていない
Be GroupはGrabやGo Vietのような包括的なアプリを持つ巨大企業になること目標にしている。2019年、同社はデリバリーや支払いサービスをリリースする計画だ。さらに、3年で数千人の利用者の獲得を目指している。
今年始めにUberが参入してから、ベトナムの配車サービス市場にはベトナム系のFastGoやインドネシア系のGo-Jek子会社であるGoViet、AberやBe Groupなど市場参入が相次いでいる。
ロイター通信によると、中国の配車アプリ運営企業Didi Chuxingと日本のソフトバンクグループが投資を行なっているGrabは9月時点でベトナムの17万5000人の運転手が登録を行なっており、Uberを買収してからはベトナムにおいて最も有名な企業になっているという。
競争相手であるGoJekは8月にベトナムに参入し、急成長するGrabのシェアを獲得しようとしている。ベトナムの人口は9500万人であり、スマートフォンの利用率は高い。
配車アプリとの激しい競合から、タクシー会社では同業他社と協業する会社も増えてきている。一方、Grabとタクシー会社Vinasun Corpの法廷闘争は1年以上に渡り続いている。
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