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バンコク、テト期間の旅行先人気トップへ
<バンコクの通りを歩く観光客の様子(Shutterstocks/TamDiより)>
2019年、タイの首都バンコクが、テト期間にベトナム人が最も行きたい旅行先になったという。
ホテルのオンライン予約サービスを世界規模で提供するAgodaは、テト期間の予約データを分析しベトナム人に人気の旅行先トップ10を調査した。
ベトナムの伝統では、ベトナム人は国内外からテトの期間に実家へ帰省し、家族と過ごし、親戚や友人を訪れ、お祭りに参加するのが通例だ。
しかし、テトの休暇期間が長いことにより、国内外を旅行するベトナム人が近年増加しているという。
調査の結果、2019年はベトナムで有名なダラット、ニャチャン、フーコックなどの人気観光地を追い抜いてバンコクが第1位にランクした。シンガポールは人気第6位、クアラルンプールが第9位になったという。
<人気のあるタイの屋台料理を売る店に観光客が訪れている様子(Shutterstocks/TamDiより)>
タイ国政府観光庁の最近の報告によると、2018年には約100万人のベトナム人観光客がタイを訪れており、タイの観光業はベトナムを重要な観光市場トップ10に位置付けたという。
ASEAN諸国民は同地域内では、ビザの申請手続きをせずに最大30日間入国をすることができる。
ハノイ・ホーチミンとバンコク間は30便以上の直通便が運行しており、バンコクへの旅行需要が増加している理由の一つとなっている。
旧暦の豚年(亥年)は2月5日からであり、ベトナム政府はこれに合わせた9連休(2月2日〜10日)を承認した。
Hanoi Redtourの副責任者であるNguyen Cong Hoan氏は、ベトナムの経済発展で中間層が増加したことにより海外旅行の人気も上昇したと話す。
同氏は「現在、より多くの若者が海外へ旅行したいと考えている。若者は新たな場所で経験を積むことにお金を使う傾向がある」と続ける。
Mastercardによると、ベトナムのアウトバウンド市場は2016年〜2021年まで毎年平均で9.5%成長しており、アジア太平洋地域においてミャンマーにつづき2番目に成長している。
Mastercardは、2021年までにベトナム人観光客750万人が海外旅行に行くと推定している。
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