おすすめのプロモーション
ホーチミン、紫外線の影響で皮膚ガンのリスク高まる
<ホーチミンでバイクの運転手がレインコートで日焼防止をしている様子(VnExpress/Quynh Tranより>
3月26日午後、ホーチミンのUVインデックスは非常に強い警戒レベルに達し、専門家は皮膚ガンになる危険性があると呼びかけている。
イギリスを拠点とする気象予報サービス企業のWeather Onlineが公表したデータによると、26日午後にホーチミン市で観測されたUVインデックスは「極端に強い」を示す12だっただったという。「極端に強い」レベルの日光を浴びてしまうと、特に子どもや赤ちゃんが白内障になる可能性が高まり、熱中症や脱水症状になる危険性も高まるという。
UVインデックスは紫外線の強さを国際的に指標化したものだ。UVインデックスは紫外線の強さに比例し、上限のない指標だ。UVインデックス0〜3は「弱い」11以上は「極端に強い」に分類されている。「極端に強い」の場合、20〜30分日光を浴びるだけで、日焼けや白内障になる可能性がある。
皮膚科を専門とするTrinh Ngo Binh医師は、非常に強い紫外線により、肌の老化が進行し、皮膚ガンといった健康被害が起こる可能性もあると注意を呼びかけている。
同医師は、午前10時〜午後3時に日光を浴びるのを控え、その他の時間でも外に出る際は日焼け止め、サングラス、帽子を使用し対策をとるよう続けた。
南部管区水文気象センターの報告によると、2月にホーチミンで観測されたUVインデックスは常に「強い」「極端に強い」を示す10以上だったという。
また、今年の乾季にホーチミンは非常に強い熱波に襲われ、午後12時〜午後3時のピーク時は35〜36度に達するという。ホーチミンの乾季は5月初旬までつづくと予想されている。
2018年9月、ジャーナル誌『Climatic Change』で公表された研究によると、南ヨーロッパや南アメリカに加え、フィリピンやベトナムといった東南アジア諸国の住民の寿命は暑さに影響を受けているという。
関連記事
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。