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ベトナム産コーヒー豆、輸出伸び悩む
<2006年10月24日、女性がベトナム中部でコーヒー豆を収穫している様子(Reutersより)>
関係者によると、3月のベトナム産コーヒーの輸出量が前年比28.8%〜33.5%減少し14万トン〜15万トンになると見込まれているという。インドネシアへの輸出の減少が影響しているそうだ。
ホーチミンに拠点を構える貿易会社は「ブラジル・レアル安の影響でコーヒー豆価格が下落しブラジル産コーヒー豆を買う業者が増加している。そのため、ベトナム産コーヒー豆の売上は伸び悩んでいる。」と話した。
3月に公開されたデータによると、3月前半のベトナム産コーヒー豆の出荷量は昨年は9万9585トンだったのに対し、今年は8万3120トンだったという。統計総局は3月のコーヒー輸出に関する統計を3月29日に公開する予定だ。
先週、中央高原のコーヒー農園はコーヒー豆1kgあたり3万1900ドン(約160円)〜3万3100ドン(約165円)で卸していたが、28日は3万2000ドン(約160円)〜3万3100ドン(約165円)に下落した。
27日に開催された国際会議において、農家の代表は世界的コーヒー豆生産農家は国際価格が低いため貧困に陥っていると話し、将来に対する懸念を表明した。
ベトナムの販売業者は5月収穫のグレード2のロブスタ種の価格を1トンあたり$30(約3,300円)〜$50(約5,500円)落とし、7月収穫のロブスタ種は55ドル(約5500円)〜60ドル(約6600円)価格を落とし販売している。
一方、インドネシアでは供給が少ないにも変わらず、バイヤーからの需要が減ったため価格が下落した。
スマトラ島Lampung州の業者によると、先週、5月の契約に向けたグレード4のロブスタ種の価格は70ドル(約7700円)〜80ドル(約8800円)と安定してたという。
27日、5月に収穫されるコーヒーの価格は6ドル(約660円)となり、1トンあたり1.504ドル(約160円)、0.4%下落したという。
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