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日本、ホーチミンメトロ線建設請負業者への支払い求める
<ホーチミン市で最初の地下鉄の一部(VnExress/Quynh Tranより)>
ホーチミンの地下鉄1号線の工事の延期と日本の建設請負業者に対する未払いが続いており問題となっている。
ブオン・ディン・フエ副首相との会談で、在ベトナム日本大使館の梅田 邦夫大使はホーチミン市の地下鉄の日本の請負業者の支払いを迅速に行うようベトナム政府へ依頼したという。
同副首相は、迅速に支払い問題を解決に取り組んでいると答えた。また、政府が法律を遵守し、関係各局の利益の平等を尊重した上で、双方の利益を保護することに尽力しているとも述べた。
梅田大使は、日本政府は積極的に、ベトナムでの中小企業のプロジェクト投資を奨励していると述べ、ベトナムの経済圏における日本投資家への個人所得税の引き下げを求めた。
また梅田大使は、ベトナムの経済は良好な成長を遂げ、現在、将来の発展に向け新たな機会と挑戦の重要な局面にあると話した。
日本の請負業者である住友商事の未払い請求書の支払いを正式に要求したのは今回が初めてではないという。
Phong委員長は地下鉄建設事業への投資額が承認されるまで、ホーチミン市が予算を調整し2018年から2019年初めに請負業者が行った仕事に対する支払いを約束したという。支払額は2兆ドン(約100億円)にものぼる。
2005年に承認されたビンタン - スイティエン間の地下鉄1号線は、ホーチミン1区、2区、9区、ビンタン区およびトゥドゥック区、そして隣接するビンズオン省のディアン区を結ぶ20キロメートルを走行するという。
建設工事が開始された2012年8月には、中央政府からのODAによる資金と市の予算の両方から、総投資約50兆ドン(約239兆円)の投資が開始された。
2016年から2020年の間、ホーチミン市は同プロジェクトに3億2610万ドル(36兆円)を受け取り、2016年と2017年には総額1億1783万ドル(13兆円)を受け取った。しかし、プロジェクトの調整後の総投資の承認が遅れたため、市はまだ残りの金額を受け取れていないという。
ベトナム側は日本の請負業者に支払っておらず、プロジェクトの資金不足をもたらしたという。また、現在予定されているように、地下鉄路線は2020年までに完成しないという。
出典:VNEXPRESS
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