ホーチミンPhan Liem通り、環境保護推進へ壁画展示

2019年07月02日(火)00時00分 公開
ホーチミンPhan Liem通り、環境保護推進へ壁画展示

ホーチミンのPhan Liem通りの壁では現在、環境破壊をテーマにしたカラフルな壁画が展示されているという。


地元環境保護活動家とボランティア合わせて200人が1週間かけて、環境保護推進を目的にホーチミンの1区にある長さ0.5キロメートルの灰色の壁に10の壁画を描いた。

 


プロジェクトの主催団体であるChange / WildAid Vietnamは、異常気象と人間が自然へ与える影響を強調することを目的としており、壁画によって都市住民の環境意識が高まり、持続可能なライフスタイルが促進されることを期待している

 


<アーティストが最初に壁画のスケッチを作り、壁に貼り付け、塗料も混ぜてボランティア参加者が最後に完成できる形にした>

 

 

<参加したボランティアの男性がシャツで太陽から身を守りながらペンキを塗る様子>

 

 

ビンフォック省から参加したNguyen Minh Quangさんは「母と私はオンラインでこのアートプロジェクトについて知り、一緒に参加することにした」という。

 

 

ホーチミンで長い間見過ごされてきたプラスチックの過剰使用も壁画のテーマの1つだという。 ベトナム政府は2021年までに都市の店舗や市場、スーパーマーケットでのプラスチックの使い捨てを廃止するという野心的な目標を設定している。

 

 

<壁画の一つは海洋汚染の厳しく、暗い現実を描いている>


ベトナムは国連環境計画によって、世界で4番目にプラスチック廃棄物を海に投棄する国に選出された。

 

 

<危険にさらされているセンザンコウの壁画を撮影する通行人の様子>


法的に禁止されているにも関わらず、センザンコウは肉と薬用の鱗が目的でベトナムとその隣国で最も狩猟され、売買されている生き物の一つだ。

 


ベトナムで絶滅の危機に瀕している動物として野生のゾウも挙げられる。 象牙需要のため、当局と保護活動家による努力は実らず、違法市場は発展し続けている。ベトナムは環境調査局(EIA)によって象牙追跡の拠点にも選ばれている。

 


<バイクに乗った家族が、自然を楽しんでいる家族の壁画を通り過ぎる様子>
プロジェクトの主催者は、環境破壊の問題性と保護の必要性を世間の目にとどめるため、今後も多くの壁画作成を計画しているという。

出典:VNEXPRESS

 

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