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ベトナム南部のひき逃げ事件、犯人は交通警察官
<7月6日にベトナム南部、バリア=ブンタウ省の事故で全面が破損したThai Van Hung上級巡査部長の自動車(写真提供:Dong Ha / Tuoi Tre)>
先週末にベトナム南部のバリア=ブンタウ省で発生した死亡ひき逃げ事故で、同省交通警察署所属の警察官が容疑者であることが確認されたという。
8日、Chau Duc区警察は容疑者がバリア=ブンタウ省Chau Duc区の交通警察署に勤務するThai Van Van Hung上級巡査部長(37)であることをTuoi Tre紙 (Youth)に対して認めた。
補足情報によると、事故は6日午後10時20分ごろにChau Ducの国道56号線で発生したという。
犠牲になった地元住民のDuong Van Totさんがバイクを運転していた際に、Hung容疑者が運転する自動車が後ろから突っ込んだとされている。
Totさん(54)は衝突された際にバイクから投げ出され、その場で死亡が確認された。
Hung容疑者は事故を起こした後、犠牲者のバイクを引きずった状態で少しの距離走行し続け、停止したという。
事故現場は死亡が確認されたTotさんの家からわずか数百メートル場所だった。
事故現場に集まる見物人の中に犠牲者の息子が居合わせ、見覚えのあるバイクが車の下に張り付いていることに気づいたという。
犠牲者の息子はTotさんが車の下に閉じ込められていないか確認するため、Hung容疑者に車を避ける様に依頼した。
<被害者の遺体が発見された場所。(写真提供:Dong Ha / Tuoi Tre)>
車の下から誰も見つからないことがわかると、Hung容疑者は現場から走り去ったという。
犠牲者の息子はその後、道路脇で自身の父親であるTotさんの遺体を発見した。
周辺住宅から集められたCCTVの映像により、容疑者は事故直前に高速で車を走られていたことが確認されている。
今後、省警察がさらなる捜査を行うとされている。
Chau Duc区警察の警察官は、犠牲者家族に弔意を表明するため、犠牲者宅を訪問したという。
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