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NHK、ベトナムのコロナ対策を報道 フック首相のインタビューも
<写真:VGP News>
日本のNHKが、ベトナムの新型コロナウイルスの封じ込め対策について、効果的であることを称賛する報道を行った。
フック首相は21日、NHKなど一部の海外メディアのインタビューに応じ、ベトナム政府が講じた厳格な対策が新型コロナウイルスの感染抑止に繋がったという認識を示した。
フック首相は、経済的な損失よりも国民の命を守ることを最優先として、感染拡大防止のためにこれまであらゆる策を打ち出してきただけでなく、今後は海外からの投資や観光客を呼び込み、企業に対しては減税などの支援を行うことで経済の立て直しを加速させる考えを示しているという。
ベトナム政府は今年1月下旬以降、新型コロナウイルスへの感染拡大防止のため厳格な対策を講じており、これにより隔離の対象となった住民や外国人は、延べ100万人近くに上るという。
ハノイで研究機関と感染症に関する共同研究を行っている、長崎大学熱帯医学研究所ベトナム拠点の長谷部太教授によると、ベトナムが新型コロナウイルスの封じ込めに成功している理由として、迅速な検査体制と厳格な隔離措置を挙げている。
ベトナムは、これまでに鳥インフルエンザやSARS(重症急性呼吸器症候群)などの感染症への対応の中で得られた知見を多く持ち、今回の対応に大いに役立っていると長谷部教授は述べた。
また、長谷部教授は、ベトナムが国民の行動を制限できる政治体制であること、新型コロナウイルスのような感染症に対して正しく恐れ、政府の対策に従って行動した国民性も、感染抑止に大きく寄与しているとした。
一方で、現在は感染の抑制に成功しているが、国内の医療水準はあまり高くないため、一定の感染者が入り込めば対応は難しくなると予測し、今後も警戒を続ける必要性を訴えている。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
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