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ベトナム航空、悪天候で機体のガラスにひび割れ
<写真:Vietnam Insider>
13日、ホーチミンからドンホイまで向かっていたベトナム航空のVN1402便が飛行中に豪雨とひょうに見舞われ、機体の窓ガラスがひび割れする事故が発生した。
同便の機長が緊急事態を宣言し、ホーチミンへと引き返したという。
乗員乗客は全員無事と確認されている。
飛行中の民間航空機の現在位置をリアルタイム表示するフライトレーダーの情報によると、機体の窓ガラスにひび割れが入った機体は登録番号VN-A331のエアバス321型機で、ホーチミンへの引き返した後、修理作業が行われたという。
同便の乗客は別の航空機に乗り換え、ホーチミンを出発し、ドンホイには約2時間遅れで到着したという。
航空系ニュースサイトのThe Aviation Heraldの報道によると、同便は標準設計されたルートで離陸したが、途中豪雨と激しいひょうに見舞われ、機体のフロントガラスにひびが入ったという。
機長は上空1万フィートで緊急事態を宣言し、出発地のホーチミンへ引き返したのち、無事着陸したそうだ。
過去にも飛行中に機体のフロントガラスにひび割れが入る事故がベトナム航空で発生していた。
2007年、パリ〜ハノイ間を飛行中のベトナム航空のボーイング777型機が、飛行中に左側のフロントガラスにひび割れが生じ、アゼルバイジャンのバクーに緊急着陸したことがある。
当時、297名の乗員乗客の全員に怪我はなかったが、バクーで足止めとなった乗客を救助するために、別のボーイング777型機をバクーに送ったという。
2019年9月には、ベトナム航空のホーチミン発メルボルン行きVN781便において、管制官がメルボルン国際空港への着陸1分前に同機の車輪(着陸装置)が出ていないことに気付き、空港上空を1周したのちに着陸するというトラブルが発生した。あわや胴体着陸となる寸前だったという。
今年3月には、ホーチミン発プノンペン行きのベトナム航空A321機(VN920便)が滑走路で離陸する際、タイヤがパンクし、滑走路付近で火災が発生する事故が発生していた。
13日に発生したトラブルは、気象予報で避けられそうな事故ではある。
しかし、ホーチミン市周辺の空域では、積乱雲が発生しやすく、この時期は夕方になると突発的な暴風雨となり、避けるのが困難な場合も多いという。
特にひょうは突発的に発生する可能性が高く、古いレーダーシステムでは大気中のひょうの検出に問題があるとされる。
※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。
※ポステオリジナルニュースは各ニュースソースを参考に編集・制作しています。