ベトナム航空、政府支援なければ9月にキャッシュフロー枯渇か

ベトナム航空、政府支援なければ9月にキャッシュフロー枯渇か

<写真:VnExpress>

 

ベトナム航空の財務・経理部門責任者であるTrần Thanh Hiền氏は、ベトナム航空が新型コロナウイルスの打撃により厳しい財務状況にあることを政府に報告し、支援を求めたと明らかにした。

特に、8月からは非常に厳しい状態に陥るとされ、筆頭株主であるベトナム政府の支援を受けなければ資金不足になる可能性も高いという。

 

それを受け、ベトナム航空は政府に対して、1億2700万ドル〜5億1500万ドル(約130億円〜550億円)の融資を要請している。また、既存の株主に対してさらなる株式の発行も計画しているが、これには3〜6ヶ月の時間が要するとみられている。

 

ベトナムの増加する航空需要から、ベトナム航空の財務状況は2019年末時点では比較的健全だったとされている。

しかし、新型コロナウイルスの多大なる影響を受け、国内線も1ヶ月間運航停止となり、国際線に関してはいまだにほとんどを運航できていない。

運航停止期間中も航空会社は保有機材の駐機料や維持費、人件費など莫大なコストを抱えているという。

 

ベトナム航空は、深刻化する財務状況の中、企業の延命をはかるために、カンボジア・アンコール航空の株式の売却や一部事業の撤退、保有機材の売却、従業員の無休休暇や一時解雇などコスト削減を行っている。

しかし、現在の状況が9月まで続き、政府からの支援が受けられなければ、キャッシュフローが枯渇する恐れがあるという。

 

VnExpressの報道によると、2月中旬から3月末までにベトナム航空は欠航便の乗客への払い戻しとして、合計約1億8900万ドル(約202億円)を支払っているという。

ベトナム航空の今年の赤字額は約700億~750億円規模に膨らむことが予測されている。

 

タイでは、もともと財務状況が健全でなかったタイ航空がすでに経営破綻をしており、世界各国で航空会社の経営破綻が相次いでいる。

これまでに、タイ航空のほか、ヴァージン・オーストラリア航空、ラタム航空(チリ)、アビアンカ航空(コロンビア)、南アフリカ航空、フライビー航空(イギリス)などがすでに経営破綻に陥っている。

香港のキャセイパシフィック航空は政府支援で経営破綻を回避している。

 

世界の航空会社が加盟するIATA(国際航空運送協会)の予測によると、世界の国内線需要が去年の水準まで回復するのは2022年、国際線についてはさらに遅れ2024年になるという。

 

ベトナム航空は2019年に日本就航25周年を記念しており、日本路線には最新鋭の機材を投入し、路線の拡充も進めていた。

 

 

 

※この記事は各ニュースソースを参考に編集・制作しています。


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